2025.04.08ブログ:Yoshiizumiの部屋
何かあったら相談して。という社交辞令には期待してはいけない
「何かあったら相談して」は本音か?
誰しも一度くらいは「何かあったら相談してね」と言われたことがあるだろう。
職場の先輩や上司、友人や知人など、人間関係の中でよく耳にする言葉だ。
しかし、実際に困ったことが起きてその人に相談したとき、本当に助けてもらえた経験はどれほどあるだろうか?
私自身、若い頃にはこの言葉を真に受けてしまったことが何度もある。
その結果、相手があまり真剣に聞いてくれなかったり、返答が曖昧だったりと、がっかりした経験をしたことも少なくない。
社交辞令の落とし穴
この「何かあったら相談して」というフレーズは、日本社会特有の社交辞令の典型例だ。
特に職場の上司や先輩が部下に対してよく使う言葉である。
しかし、この言葉を文字通りに受け止めてしまうと、後々思わぬ失望を感じてしまうこともある。
社交辞令はあくまでもコミュニケーションを円滑にするための表面的な礼儀であり、本音とは異なる場合が多い。
その言葉の裏には「一応言っておく」というニュアンスがあり、本当に問題が起きてから相談しても、
対応が冷たかったり具体的な助けが得られなかったりすることも多いのだ。
相談できる人の見極めが大事
では、私たちはどのように相談相手を見極めれば良いのだろうか?
私が経験を通じて学んだことは、「何かあったら相談して」と軽く言う人よりも、
日常的に具体的な助言やサポートをしてくれる人こそが、本当に頼れる存在だということだ。
普段から何気ない会話でも、親身に話を聞いてくれる人、具体的な提案や行動を示してくれる人は、
いざという時も力になってくれる可能性が高い。
逆に、「何かあったら相談してね」というフレーズだけを繰り返し言う人は、実際に頼った時に距離を置かれてしまうことが多い。
相談は信頼関係が前提
そもそも相談とは、お互いの間に一定以上の信頼関係があって初めて成立するものだ。
信頼関係のない相手に、深刻な問題や悩みを打ち明けるのは勇気がいるし、相手も対応に困ってしまうことが多い。
私も過去に職場で軽い気持ちで「相談して」と言った相手から深刻な問題を打ち明けられ、どう対応すれば良いか困った経験がある。
その時に改めて、「相談」という言葉の重さを実感した。
相談を受ける側も、「相談して」と言う以上、相手からの本当の相談を受け止める準備が必要だということだ。
自分自身で問題を解決する力を持つ
では、「何かあったら相談して」という社交辞令に期待せず、
自分自身で問題を解決する力を持つためにはどうすれば良いのだろうか?
私が心掛けていることは、常に自分の問題解決力を高めることだ。
もちろん、本当に信頼できる人に相談することは大切だが、最終的には自分で解決策を見つけ出す力を身につけておく必要がある。
そのためには、日頃から問題に対して逃げずに向き合い、自分なりの解決法を見出す習慣をつけることが重要だ。
社交辞令に振り回されないために
社交辞令に振り回されないためには、「言葉」よりも「行動」に注目することが大切だ。
「相談して」と言われた時には、その人が実際に何か具体的な行動を示してくれているかどうかをよく観察してみると良い。
私は、言葉だけでなく、日頃の行動や態度で信頼関係を築いてくれる人こそが、本当に信頼できる相談相手だと思っている。
そういう人との関係を大切にし、それ以外の社交辞令にはあまり期待を持たないことが、精神的にも楽な生き方だと感じている。
社交辞令を使う側としての責任
最後に、私たち自身が「何かあったら相談して」と気軽に言わないことも大切だと思う。
もしその言葉を口にするのであれば、本当にその覚悟を持っているのか自問する必要がある。
私自身も気軽に社交辞令を使わないように心掛けている。
その言葉に責任を持てるときだけ、具体的に「どんなことで困っているの?」と聞くようにしている。
まとめ:「相談して」に惑わされない
「何かあったら相談して」という言葉は一見優しく聞こえるが、実は社交辞令として使われることが多い。
だからこそ、その言葉に過度な期待を抱かず、自分自身で問題解決力を高め、信頼できる人との関係を大切にすることが重要だ。
言葉に惑わされず、本当の意味での人間関係を築いていこう。