2025.04.24こはる
つながるいのち、育てる手
ある日、こはるの廊下の片隅で、ひとつの花が咲きました。
その花は、シャコバサボテン。
以前ここで暮らしていた利用者様が、大切に育てていた鉢植えです。

その方が退去された後、職員が株分けして、そっと各フロアに置きました。
「また咲いてくれたらうれしいな」――そんな思いを込めて。
でも、水をあげたのは職員だけではありません。
いつの間にか、入居者様がそれぞれ気にかけてくれていたのです。
葉のホコリをやさしく拭く方、
「そろそろつぼみをつけそうだね」と微笑む方。
誰に頼まれたわけでもないのに、
小さな花を、みんなでいっしょに見守ってくれていました。
やがて、「咲いたよ〜」と笑顔で知らせてくれる入居者様の声。
その瞬間、私たち職員もあの方のことをふと思い出しました。
お花が好きで、
朝になると「おはよう」と笑ってくれたあの姿を。
ここ、こはるには、
言葉にしなくても伝わるぬくもりがあります。
花はひとりでは咲かない。
人も、ひとりでは笑えない。
そうやって、支え合って、やさしさがめぐっていく場所。
現在、安心住宅こはるでは、
新しく一緒に過ごすご入居者さまをお待ちしています。
季節のうつろいを感じながら、
ちょっと笑って、ほっとして、
家族みたいに過ごせる毎日を、いっしょに見つけていきませんか?🌿
そして、ヘルパーステーションこはるでは、
やさしい手とあたたかい気持ちをもった仲間を募集中です。
資格がなくても、経験が浅くても、
「だれかの今日をちょっとよくしたいな」って思っているあなた。
こはるで、**“あなたらしい介護”**を始めてみませんか?🫶🌷
ここには、
花が咲くように、
人の気持ちも、ゆっくり咲いていく毎日があります。
今日もまた、
あの花に話しかけるように、
やさしい時間が流れていきます。
