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2026.02.25ブログ:Yoshiizumiの部屋

勇気は

勇気は恐怖を感じつつも行動することだ。
ネルソン・マンデラのこの言葉を読むたびに、勇気というものの本当の意味を考えさせられます。

多くの人は「勇気がある人」と聞くと、怖いもの知らずの人を想像するかもしれません。
失敗を恐れず、堂々としていて、どんな場面でも前に出ていける人です。
しかし実際には、本当に勇気のある人ほど恐怖を感じています。そして恐怖を感じながらも、それでも行動を選びます。

勇気とは恐れがない状態ではなく、恐れを抱えたまま一歩踏み出す姿勢のことなのだと思います。

恐怖があるのは自然なこと

新しいことを始めるとき、人は必ず不安になります。
うまくいかなかったらどうしよう、周囲にどう思われるだろうか、失敗したら恥ずかしいのではないか。
そんな考えが頭に浮かぶのは、ごく自然なことです。

恐怖や不安を感じるのは弱いからではありません。むしろ真剣に考えているからこそ生まれる感情です。
何も感じないほうがむしろ危険なこともあります。

恐怖を感じる自分を否定する必要はありません。「怖い」と思うことは正常な反応です。そのうえでどう行動するかが大切なのです。

恐怖があるからこそ慎重になり、準備を整え、周囲を見渡しながら進むことができます。
恐怖は敵ではなく、時には味方でもあります。

動かない理由は無限にある

行動しない理由を探そうと思えば、いくらでも見つかります。
時間がない、余裕がない、経験が足りない、準備が足りない。
もっと条件が整ってから始めようと思っているうちに、機会は過ぎていきます。

完全な準備が整う日は、ほとんどの場合やってきません。

人は「もう少ししたらやろう」と思いながら、何年も同じ場所にとどまることがあります。
そして後になって「あのときやっておけばよかった」と思うのです。

勇気とは、大きな決断だけを指すのではありません。
小さな一歩を踏み出すことも勇気です。声をかけること、提案してみること、やってみたいと言ってみること。そうした小さな行動の積み重ねが変化を生みます。

勇気とは、恩を裏切らないことでもある

勇気という言葉を考えるとき、もう一つ忘れてはならないことがあります。それは「恩をあだで売らない」という姿勢です。

人は一人では生きていけません。どんな人でも、これまでに誰かに支えられ、助けられてきています。
教えてくれた人、信じてくれた人、チャンスを与えてくれた人が必ずいます。

しかし時に人は、その恩を忘れてしまいます。
自分が苦しくなると、支えてくれた人のことよりも自分の都合を優先してしまうことがあります。
評価されたい、認められたい、楽になりたいという思いが強くなると、人は恩を忘れやすくなるのです。

けれども本当の勇気とは、自分を支えてくれた人を裏切らないことでもあります。

感謝の気持ちを持ち続けることは簡単なようで難しいものです。
むしろ恐怖や不安が強くなったときほど、人は自分を守ることに必死になり、周囲が見えなくなります。

だからこそ勇気が必要なのです。

恩を忘れないということは、自分の立場をわきまえるということでもあります。
自分が今ここにいるのは、自分の力だけではないという事実を受け止めることです。

恩を大切にする人は、自然と周囲から信頼されます。
逆に、恩を踏みにじる人は一時的にうまくいったとしても、長くは続きません。

どんなに能力があっても、恩をあだで返す人は最後には孤立してしまいます。

恐怖を感じながらも正しい道を選ぶこと。
その中には、恩を忘れないという選択も含まれています。
目先の利益や感情に流されず、人として大切にすべきものを守ることもまた勇気なのだと思います。

恐怖の中で踏み出す一歩

勇気ある行動というのは、派手なものばかりではありません。むしろ目立たない行動の中に勇気が隠れています。

誰も手をつけていない仕事に取り組むこと。
問題を見つけて指摘すること。間違いを認めること。ありがとうやごめんなさいを伝えること。

こうした行動には必ず少しの怖さがあります。
拒否されたらどうしよう、否定されたらどうしようという思いがあるからです。

それでも行動する人が、少しずつ周囲の空気を変えていきます。

大きな変化は突然起こるように見えますが、その裏には小さな勇気の積み重ねがあります。

勇気は伝染する

不思議なことに、勇気は周囲に影響を与えます。一人が行動すると、それを見た別の人も動き始めます。

誰かが率先して動くことで、「やってもいいんだ」という雰囲気が生まれます。
それまで止まっていた流れが少しずつ動き出します。

逆に、誰も動かない環境では変化は起こりません。皆が様子を見ているだけでは、時間だけが過ぎていきます。

最初の一歩を踏み出す人は決して楽ではありません。しかしその一歩が、後に続く人たちの道をつくります。

勇気とは個人の問題であると同時に、周囲を動かす力でもあるのです。

完璧でなくても前に進む

勇気ある行動というと、成功を伴うものだと思われがちです。しかし実際には、うまくいかないこともたくさんあります。

むしろ失敗のほうが多いかもしれません。

それでも行動した経験は確実に残ります。行動した人だけが得られる学びがあります。次にどうすればよいかが見えてきます。

何も行動しなければ、何も変わりません。

完璧な準備を待つよりも、不完全なまま一歩踏み出すことのほうが価値があります。少しずつ修正しながら進めばよいのです。

恐怖を感じながらも進んだ道は、自分自身の確かな経験として残ります。

まとめ

勇気とは恐怖がない状態ではなく、恐怖を感じながらも行動する姿勢です。
不安や迷いは誰にでもありますが、その中で小さな一歩を踏み出すことが変化を生みます。

そしてもう一つ大切なのは、恩を忘れないことです。
自分を支えてくれた人への敬意を持ち続けることは、人としての土台になります。
恐怖の中でもその姿勢を失わないことが、本当の勇気につながるのだと思います。

大きな決断だけが勇気ではありません。
日常の中の小さな行動こそが、本当の勇気につながります。そしてその勇気は周囲にも伝わり、やがて環境を変えていきます。

もし恐怖を感じているなら、それは前に進もうとしている証拠です。その気持ちを抱えたまま、一歩踏み出してみてください。

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