2026.01.19ブログ:Yoshiizumiの部屋
ダブルトラブル
朝から嫌な予感はしてたんだよね。
トースターがパンを吐き出す前に煙を吐いた時点で、「今日は普通じゃない」と悟るべきだったのかもしれない。
そこへ追い討ちをかけるように、スマホに飛び込んできた“例の通知”──役所からの書類ミスのお知らせ。
これで完璧、ダブルトラブル確定演出である。
一難去ってまた一難、じゃない。
二難が同時にやってくるのが人生ってやつ。笑えるくらいにかぶせてくる。いや、笑えないけど。
こんなとき、たいていの人間は「なんで私だけ……」って思うよね。
でも、不思議と周りに話してみると「実は私も……」って共鳴してくれる人がいる。
どこかで誰かが、同じように二重苦に揉まれてる。そう思うと、少しだけ心がほぐれる。
大事なのは、どっちを先に片づけるかじゃなくて、片づけない勇気だったりする。
つまり、「今日は負けでいいや」って潔く諦める選択肢もアリ。戦わない日を作るのも、立派なマネジメントなんだよね。
もちろん、現実はそう甘くない。
家庭のこと、仕事のこと、締切、子育て、親の介護……一つでも大変なのに、同時多発的に押し寄せる問題に、
人はどこまで冷静でいられるのか。答えは、「いられない」である。人間だもの。
だけど、その混乱のなかにこそ、自分の意外な一面が見えたりする。
普段なら絶対にやらない判断が、意外と功を奏したり、パニックのなかで誰かが放ったひと言に救われたり。
トラブルは「素の自分」を暴く鏡なのかもしれない。
介護の現場でも似たようなことがある。
新人さんの研修と、施設内のエレベーター点検がバッティングした日なんて、地獄絵図だった。
上がるも下がるもままならない。しかもその日、予想外の来訪者が3組。
予定が狂いに狂って、全体が右往左往。
だけど、そのとき助けてくれたのは、日頃は無口なベテラン職員のひと言だったりする。
「まあ、こういう日もあるよ」
それだけで空気が変わる。経験がにじみ出る言葉って、無駄がないぶん、刺さるよね。
誰も彼もがあたふたしている中で、その一言にみんなが立ち戻れる。ああ、慌ててるのは自分だけじゃないんだって。
さらに言えば、ダブルトラブルが起きたときに「笑える余白」を残す工夫も必要だ。
あとで仲間と笑って語れるなら、それはもうネタ。
ネタは武器になる。
しかも、その武器はあなたの人間味を伝える最高の手段だ。
もし、あなたが今まさに「ダブルトラブル」の渦中にいるなら、まずは深呼吸を。
どうにもならない日は、どうにかしなくていい。ただ、あとでネタにできるくらいの余白は残しておこう。
戦えない日は、逃げていい。
だって、あきらも逃げてきたから。
今でこそ「それも経験値」とか言ってるけど、当時はガチで泣きそうだったし、
実際ちょっと泣いた。でも、それも込みで「人間」です。
そんな日々の連続で気づいたこと、役に立った考え方、ちょっと笑える話、そして現場で鍛えられた対応力。
全部詰め込んで本にしました。
介護経営って、ロジックと感情のあいだで揺れる仕事です。
だからこそ、揺れても折れない心と、笑える余裕が大事。そんなヒント、きっと見つかるはず。
「ダブルトラブル? 来るなら来い」って言える日が、きっと来るから。

