2026.01.02ブログ:Yoshiizumiの部屋
リーダーは優秀なメンバーである
「リーダー=上に立つ人」では時代遅れ
かつての組織では、「リーダー」といえば命令・指示・管理をする立場でした。
しかし、現代の現場ではその在り方が大きく変わっています。
特に介護や医療、教育、クリエイティブの現場では、リーダーシップとは「支配」ではなく「調和」と「貢献」の力が問われます。
つまり、リーダーとは“優秀な上司”である前に、“優秀なメンバーのひとり”であるべき存在なのです。
これは逆説のように聞こえるかもしれませんが、本質を突いています。誰よりも仕事ができるからではなく、
誰よりも「チームで成果を出すこと」に集中している。それが今、求められるリーダー像です。
指示を出すより、現場に寄り添う力が試される
組織の現場で「この人がリーダーで良かった」と思われるのは、
指示の的確さよりも、むしろ“動きやすさ”や“安心感”をもたらしてくれる存在です。
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困った時にすぐ相談できる
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決めるときは迷いなく進めてくれる
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自分の意見も汲み取ってくれる
そんな「メンバーとして優秀」な働きをしているリーダーは、信頼を自然と集めます。
権限を振りかざすのではなく、チームの力を最大化する“黒子”としての機能を果たしているのです。
リーダーは声を上げるよりも、耳を傾ける。命令するよりも、伴走する。そこにこそ、現代型リーダーの価値が宿ります。
現場の信頼は「小さな行動」で築かれる
リーダーとして最も重要なのは、「言っていること」ではなく「やっていること」です。
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書類仕事を率先して処理する
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体調が悪そうなスタッフをさりげなく気遣う
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面倒な役回りを引き受けてくれる
こうした日々の“小さな行動”が、メンバーにとっての信頼の源泉になります。
肩書きではなく「この人ならついていきたい」と思われる人間力こそ、リーダーシップの基盤です。
優秀なメンバーであるとは、「誰かの背中を押す」力を持っているということでもあります。
支えることで、支えられる
「リーダーになると孤独になる」と言われますが、優秀なメンバーであり続けるリーダーは、決して孤立しません。
むしろ、仲間を支え、動きやすくし、前に出すことで、結果的に自分も支えられていく構造が生まれます。
たとえば、意見が出にくい会議で先に発言して場を温めたり、新人が不安にならないよう声をかけたり。
こうした“気配り型リーダーシップ”は、結果としてチーム全体の空気を柔らかくし、協力関係を自然に育みます。
支えたぶんだけ、信頼が還ってくる──そんな循環をつくれるリーダーは、強くしなやかな組織をつくる原動力となるのです。
リーダーシップとは「役割」であり「立場」ではない
最後に強調したいのは、「リーダーシップは役職ではなく姿勢である」ということです。
肩書きがなくても、チームの中で自然とリーダー的振る舞いをしている人がいます。
それは、目的意識を持ち、周囲に目を配り、自分の責任範囲を超えて行動できる人です。
つまり、リーダーとは任命されるものではなく、「行動で示すもの」。
誰もが“優秀なメンバー”としての自覚を持ち、リーダー的視点で行動すれば、チーム全体が底上げされていくのです。
これは部下に任せる・育てることにもつながります。
真のリーダーとは、自分が主役になるのではなく、“次の主役”を育てて舞台に送り出せる人です。
まとめ:リーダーは、最も頼りになる「仲間」であれ
「リーダーは優秀なメンバーである」──この言葉は、組織の在り方そのものを変える力を持っています。
・指示を出すより、まず動く
・注目されるより、支える
・自分の成果より、チームの成果に貢献する
そんなリーダーこそ、最も強く、最も信頼される存在です。
そして何より、その姿を見たメンバーが自然と次のリーダーへと育っていくのです。
あなたの職場には、そうしたリーダーがいるでしょうか。あるいは、あなた自身がその存在であるかもしれません。
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