2025.12.26ブログ:Yoshiizumiの部屋
伝えるとは、届けることである 〜言葉に宿す本来の意味〜
伝えることは、相手の中で意味を持って初めて成立する
多くの人が「伝える=話す、書く」と捉えがちです。
しかし、実際には「伝わって」いなければ、それは独り言と変わりません。
伝えるとは、言葉や表現が相手の中で解釈され、受け止められ、動きが生まれること。
つまり、相手の内側に届いて初めて、「伝えた」ことになるのです。
そのためには、相手の理解力や状況、心理状態を考慮した言葉選びや順序が必要です。
一方的に発信するだけでは不十分であり、双方向性こそが「伝える」の本質に近づきます。
自分のためではなく、相手のために話す
話す内容がいくら正論でも、
それが「自分をよく見せたい」「指摘したい」「優位に立ちたい」といった自己中心的な動機から発されていると、
相手には伝わりません。むしろ、反発や抵抗を引き起こすことさえあります。
真に伝わる言葉とは、相手を理解しようとする姿勢から生まれるもの。
相手の困りごとに寄り添い、助けになりたいという気持ちが込められてこそ、言葉は相手の心に届きます。
それは説得ではなく、共感と接続のプロセスです。
「説明」よりも「描写」が伝わる
たとえば、「この資料はわかりづらいです」と指摘するより、「このグラフは情報が多くて、
何を見ればいいのか迷ってしまいます」と伝えた方が、相手には具体的に伝わります。
人は抽象的な概念よりも、具体的な情景や感情に反応します。
だからこそ、伝えるときは「描写力」を意識することが大切です。
五感や状況、感情を交えて話すことで、相手のイメージと自分の意図が重なりやすくなります。
ノンバーバルな要素の影響力
言葉だけではなく、声のトーン、表情、間合い、沈黙といった“非言語情報”も、伝える力の大きな部分を占めます。
特に感情を含む場面では、言葉よりも表情の方が多くを物語ることもあります。
「言ったはず」ではなく「どう伝わったか」がすべてです。
だからこそ、伝えるときには意識の9割を“相手側”に置くくらいがちょうどいいのです。
伝えることは生き方そのもの
どんな言葉を選ぶか、どんな態度で接するか。
それは、その人が何を大事にして生きているかの表れでもあります。表現は「技術」だけでなく、「生き方」そのもの。
だからこそ、伝える力を磨くということは、自分の価値観を深め、他者との接点を丁寧に結んでいくことに他なりません。
まとめ
「伝える」という行為は、情報を一方的に流すことではなく、
相手に届き、心を動かし、行動のきっかけになるような“橋を架ける”ことです。
そのためには、自分が何をどう伝えたいかだけでなく、「誰に」「どのように」伝えるかを丁寧に考える必要があります。
あなたの言葉が、誰かの気づきや救いになることもあるのです。その第一歩として、伝える力を育てていきませんか?
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