2025.11.24ブログ:Yoshiizumiの部屋
「丸ごと」楽しむという生き方
今あるものを“丸ごと”味わう
私たちは、つい「足りないもの」に目を向けてしまいます。
もっと時間があれば、もっとお金があれば、もっとスキルがあれば。
でも、本当に豊かなのは「今ここにあるもの」を味わい尽くす力ではないでしょうか。
完璧じゃなくてもいい。不完全さも含めて、丸ごと抱きしめることで初めて、その日、その瞬間が特別になります。
コーヒー一杯の香り、スマホ越しの会話、窓の外に広がる空。すべては日常に埋もれてしまいそうな宝物です。
“もっと上”より“今ここ”に光を当てる
競争や比較の渦の中で、「もっとできる」「もっと稼ぐ」がモチベーションになっている人は多いでしょう。
でもそれがしんどくなったとき、一歩立ち止まって「今ここ」にフォーカスする勇気を持ちたい。
たとえば、朝のルーティン。毎日同じように始まるはずの時間が、昨日とは違う感情を連れてくる日もある。
そんな変化に気づくだけで、自分の感受性が目を覚まし、心が整っていくのを感じます。
余白をつくるという贅沢
詰め込みすぎたスケジュール、追われるだけの毎日。
そんな中で必要なのは「何もしない時間」かもしれません。
意識的に空白をつくる。スマホを見ない時間、散歩する時間、本を読む時間。
そこには、人生の密度を高めてくれる余白があります。
効率や成果を求めるのも大切。でも、そればかりだと呼吸が浅くなっていく。
だからこそ、ゆるめる。立ち止まる。その余白が、結果として創造力やパフォーマンスを高めてくれるのです。
他人の評価より“自分の基準”で選ぶ
「これは正解?」「ウケるかな?」「失敗したらどうしよう?」そんな声が頭の中で鳴り響くと、自分の軸がぶれていきます。
だから、自分で自分を信じる訓練を重ねること。
選択のときに、少しだけ問いかけてみてください。
「私はこれを“丸ごと”楽しめるか?」――その感覚に正直でいることが、後悔のない選択につながります。
自分の“まるごと”を許す
失敗や弱さ、できなさ、ネガティブな感情。そうした部分を否定せず、まるごと受け入れること。
たとえ不完全であっても、他の誰かの基準で見たら不格好であっても、それが「自分」だからです。
まるごと受け入れることで、人にも優しくなれます。だから他人のまるごとも、そっと認められるようになる。
自己肯定感は、じわじわとそこから芽生えていくのだと思います。

まとめ
「丸ごと」というのは、妥協やあきらめではありません。
むしろ、“すべての瞬間に意味がある”という覚悟です。
上を目指しながらも、今あるものを大切にする。この視点があるだけで、人生の手触りはずっと豊かになります。
今日を“丸ごと”楽しめる一日にしていきましょう。
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