2025.11.14ブログ:Yoshiizumiの部屋
不安が負担
不安が脳を支配するとき
不安は、目に見えないけれど確実に心を蝕む存在です。
「どうしよう」「もしも〇〇だったら…」そんな思考が延々と続くと、
頭の中はまるで霧がかかったようにぼやけてしまいます。
不安の正体は多くの場合、まだ起きていない未来への想像に過ぎません。
ですが、その想像がリアルになればなるほど、脳はストレスホルモンを放出し、心と体のバランスを崩してしまいます。
やるべきことより、やらなければの呪い
「やるべき」と思うことが増えるほど、不安は膨らみます。
「何か忘れてる気がする」「もっと準備しておいた方がいいかもしれない」など、
無意識に自分を追い詰めていませんか?“To do”が“Must do”になった瞬間、
不安は義務に姿を変え、プレッシャーとなってのしかかってきます。
何かに追われている感覚は、実際のタスク量とは関係がありません。
心が「余白」を失っていることが問題なのです。
情報が増えると不安も増える
便利な世の中になったといわれる一方で、不安を煽るような情報も爆発的に増えました。
SNSを開けば、他人の成功・不幸・焦りが一気に飛び込んできます。
「あの人はうまくいってるのに」「自分だけが遅れている」そんな比較から生まれる不安は、
根拠がないにもかかわらず、強烈に感情を揺さぶります。
情報を得すぎると、逆に行動できなくなります。
「何が正しいかわからない」という状態もまた、巨大な不安要因なのです。
「不安」を見る視点を変えてみる
不安は悪者ではありません。
不安があるからこそ人は準備をし、危険を避けようとするのです。
問題は、その不安に飲み込まれるか、付き合い方を工夫できるかの違いです。
不安を感じたら、
「その感情を紙に書き出してみる」
「それは事実か、想像かを分けて考えてみる」
「いま自分にできる小さな一歩を探してみる」。
そんな習慣が心を整え、負担を軽くしてくれます。

軽くなることで、動き出せる
不安をゼロにすることはできません。
けれど、不安に振り回されない工夫はできます。誰かに話す、環境を整える、体を動かす、少しだけ先を見通す、など。
心の荷物を少しでも軽くすれば、行動しやすくなります。
そして何より、「頑張らなくてもいい」瞬間を自分に許してあげてください。
不安を抱えていても、前に進もうとするその姿勢こそが、最大の強さです。
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