2025.10.30ブログ:Yoshiizumiの部屋
いいわけは、やらなかった理由
「やらなかった理由」とどう向き合うか
ビジネスや日常において、「やろうと思っていたのにできなかった」という経験は誰にでもあるものです。
そしてその後に口をついて出てくるのが「いいわけ」。
しかし、それは本当に“やれなかった理由”なのでしょうか。それとも“やらなかった理由”を隠すための言葉でしょうか?
今回は、誰もが心当たりのあるこのテーマについて掘り下げていきます。
時間がなかった——その言い訳、実は優先順位の問題
「時間がなかったからできませんでした」
よくあるフレーズですが、時間は誰にとっても1日24時間。時間が“ない”のではなく、
“割かなかった”というのが実態ではないでしょうか。
優先順位を見誤った結果、本来やるべきだったことが後回しになり、結局“やらなかった”。
本当に重要なら、私たちはどんなに忙しくてもなんとかして時間をつくります。
「時間がない」と言うと責任を回避できる気がしますが、実は自分の行動力や優先判断が問われているのです。
モチベーションがなかった——やる気は待っても来ない
「そのときはやる気が起きなくて…」
この言い訳もよく耳にしますが、やる気というものは“行動しているうちに出てくる”ことが多いのです。
「やる気が出るのを待ってから動く」のでは、永遠に始まりません。
むしろ、最初の一歩を踏み出すことで、脳が“やっている状態”に入り、徐々に意欲が湧いてきます。
やる気を理由に行動を止めてしまうのは、自分でチャンスを手放す行為ともいえるでしょう。
忘れていた——記憶より仕組みを使う
「うっかり忘れていました」
悪意のない言葉のように見えて、実は“仕組みの甘さ”を露呈しているケースです。
タスク管理ツールやリマインダー機能、付箋やメモなど、忘れないための工夫は現代にはいくらでもあります。
「忘れた」は“無対策”を言い訳で覆っているにすぎません。
ビジネスにおいては信頼に直結するため、「忘れてた」では済まされないことも多々あります。
完璧にやりたかった——行動を遅らせる最も巧妙な罠
「中途半端にやるのは嫌だから、ちゃんと時間があるときにやりたくて…」
一見プロ意識が高そうなこの発言ですが、裏を返せば“着手しない理由探し”の典型とも言えます。
完璧を求めて準備ばかりして、結局何も始まらない。これは「完璧主義」という名の“行動のブレーキ”です。
まずやってみて、あとで改善していく方がずっと成果につながります。
動かない“完璧”より、動いている“未完成”の方がはるかに価値があるのです。
やらなかったのは、本当に「できなかった」のか
最後に立ち返っておきたいのは、
「いいわけ」は“やらなかった理由”をもっともらしく飾ったものではないか?という視点です。
「できなかった」ではなく「やらなかった」
という主体的な表現に置き換えるだけで、自分の責任と向き合いやすくなります。
そして“やらなかった理由”を正直に認めることこそが、次の行動を変える第一歩になるのです。

まとめ:言い訳の裏に、本当の行動ヒントがある
「時間がなかった」「やる気がなかった」「忘れてた」「完璧にしたくて」…
こうした言い訳は、実はすべて“行動を止めてしまった自分”のヒントでもあります。
責めるのではなく、「なぜやらなかったのか?」を冷静に振り返り、次にどうすればやれるのかを考える。
それが、成長への習慣化につながるのです。
やらなかった理由を棚卸しして、次は“動ける自分”でいきましょう。
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