2025.09.23ブログ:Yoshiizumiの部屋
不機嫌になるのには、努力はいらない
不機嫌になるのに、努力はまったく必要ありません。
ただ流れに任せていれば、誰でも簡単に「不機嫌な状態」に落ちていきます。
このことを自覚していないと、仕事でも人間関係でも、知らず知らずのうちに信頼を失ってしまいます。
この記事では、なぜ不機嫌が人と組織にとって大きなリスクになるのか。
そして、どのようにして「機嫌のよさ」を習慣化するかについてお伝えします。
不機嫌は、感染する
不機嫌な人が職場に一人いるだけで、その場の空気は重たくなります。
朝のミーティングであいさつを無視された。
エレベーターで一緒になったのに、目も合わせようとしない。
「そんな小さなこと」と流されがちですが、人は敏感にそれを感じ取ります。
不機嫌はウイルスのように周囲に伝染します。
相手が自分のせいで怒っているのかと気を遣い、話しかけづらくなり、コミュニケーションが減る。
そしてチームの協働や効率にまで悪影響が広がっていくのです。
「感情に責任を持つ」という視点がなければ、自分の態度ひとつで場の空気を損ねていることすら気づけません。
無意識の「不機嫌習慣」が人生を削る
私たちは、意識しないと「不機嫌になる習慣」を持ち続けてしまいます。
・電車が遅れた
・上司から注意された
・SNSで嫌な投稿を見た
・天気が悪い
・予定通りに進まない
些細な出来事が、心の中で「不満の燃料」になっていきます。
その蓄積が無表情や舌打ち、ぶっきらぼうな返事という形で外に出ていき、さらに人間関係が悪くなります。
するとまたイライラして、さらに不機嫌になり、悪循環に陥るのです。
これは本人にとっても消耗です。
不機嫌でいると、脳は防御モードに入り、思考も視野も狭くなります。結果的にパフォーマンスも判断も落ちてしまいます。
機嫌は「選ぶもの」である
不機嫌とは「なる」ものではなく、「選んでいる」もの。
そう捉え直すことができれば、人生は劇的に変わります。
どんな状況であれ、自分の「あり方」だけは選ぶことができます。
天気が悪い日でも、「今日は静かで集中できそうだ」と捉えられる。
上司に注意されても、「ありがたい指摘だ」と考えれば、感謝さえ湧いてきます。
ここで必要なのは、「感情を押し殺す」のではなく、「感情の選択権は自分にある」と理解することです。
決して無理にポジティブを装う必要はありません。ただ、「意図的に、自分の気分を管理する」意識が大切なのです。
「ごきげんスイッチ」を持っている人は強い
成功している経営者やリーダーの多くは、自分なりの「ごきげんスイッチ」を持っています。
たとえば…
・お気に入りの音楽を流す
・朝の散歩でリズムを整える
・身だしなみを整える
・5分だけ深呼吸と瞑想をする
・好きなコーヒーを丁寧に淹れる
こういったルーティンは、「自分で気分を立て直す」ための装置なのです。
ごきげんでいることは、仕事の効率を上げ、人間関係を円滑にし、信用と信頼を積み上げます。
一方で、不機嫌なままでは、チャンスも応援も遠ざかってしまいます。
自分を整えることは、まわりのためでもあり、長期的には自分の未来を整える行動なのです。
不機嫌でいる「コスト」を見える化する
もし今、不機嫌になることが多いなら、一度こんなワークをしてみてください。
-
不機嫌になった場面を思い出す
-
その時、自分は何を失ったかを記録する
-
周囲にどんな影響があったかを考える
-
その結果、何が変わったかを振り返る
たとえば、「不機嫌だったせいで部下に冷たくあたってしまい、
関係がギクシャクした」「結局フォローに時間がかかり、生産性も下がった」といった気づきが得られるかもしれません。
不機嫌でいることは、自分の時間・エネルギー・人間関係・信頼といった“資産”を削ってしまう行為です。
そのコストを理解すれば、「自分でごきげんを保つ」ことの価値が、はっきりと見えてきます。

まとめ
不機嫌になるのは簡単です。でも、それでは人生もビジネスも加速しません。
大切なのは、意図的にごきげんを選ぶ力です。
・自分の「感情」に責任を持つ
・不機嫌のクセを手放す
・ごきげんスイッチを持つ
・その姿勢が周囲に良い影響を与える
これは仕事術であり、生き方そのもの。
今日この瞬間から、あなたの「ごきげん」をマネジメントしてみてください。
あなたのごきげんが、誰かの背中を押すことになるはずです。
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