2025.09.19ブログ:Yoshiizumiの部屋
「なるようにしかならない」は諦めではない
多くの人が口にする「なるようにしかならない」という言葉。
一見すると諦めの響きがありますが、実は深い意味を持っています。
努力しても制御できないことは確かに存在します。
天候や他人の感情、組織の方針──自分では変えられないものは無数にあります。
だからこそ、この言葉を「開き直り」ではなく、「自分の基準を高める決意」として解釈することが重要です。
基準をあげることで、同じ出来事に対する姿勢が一変し、結果として自分の行動や選択が変わります。
基準をあげると、日常の景色が変わる
基準をあげるとは、たとえば「これくらいでいいか」を「ここまでやるべきだ」に変えることです。
ほんの少し掃除をするのではなく、来客があっても恥ずかしくないレベルまで整える。
仕事で資料を仕上げるときも、「提出できればいい」ではなく「見た人が納得できる仕上がり」にする。
基準をあげると、日常のあらゆる行為が変わり、その積み重ねが信頼や成果に直結します。
つまり「なるようにしかならない」世界で、自分の行動の質を変えることができるのです。
基準は自分の未来を決める指針になる
人生の大半は習慣の積み重ねです。そしてその習慣を形づくるのが「基準」です。
基準が低ければ、そこそこの結果しか得られません。
しかし基準をあげれば、自然と選ぶ行動や時間の使い方が変わり、未来の姿も変わります。
目の前の状況をコントロールできなくても、「どう行動するか」は常に自分で選べます。
なるようにしかならないからこそ、自分の未来を方向づける「基準」という羅針盤を大切にするべきです。
高い基準は周囲にも影響を与える
リーダーや上司にとって「基準をあげる」ことは特に重要です。
部下や仲間は、言葉以上にリーダーの態度や基準から影響を受けます。
報告を受けただけで満足する人と、そこから「次どうする?」を問いかける人では、チームの成長に大きな差が生まれます。
高い基準を持つ人は、周囲に「もっとできる」という空気をつくり、結果的にチーム全体の質を引き上げていきます。
それは無理に厳しくするのではなく、「この人がやっているなら、自分もやろう」と自然に思わせる雰囲気をつくることです。
基準を支える「言葉」と「モノ」
基準を高め続けるには、自分を励ます仕掛けが必要です。
言葉であれば、本や文章が心を支えてくれます。
私自身もAmazonで本を出版しており、日常の小さな習慣や現場での気づきをまとめています。
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また、身につけるモノも基準を保つ力になります。
SUZURIで展開しているTシャツやグッズは、ただのデザインではなく「問い」や「哲学」を込めています。
自分の基準を思い出すきっかけとして、日常に取り入れていただければ幸いです。

まとめ
「なるようにしかならない」からといって、投げやりになる必要はありません。むしろその言葉を背負って生きるなら、自分の基準をあげることが不可欠です。基準をあげれば、日常の行動が変わり、未来が変わり、周囲への影響も変わります。言葉とモノを味方にしながら、自分の基準を更新し続けていきましょう。
結局、なるようにしかならないのです。
だからこそ、どう「なる」のかは、自分が選ぶ基準次第なのです。
