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2025.09.01ブログ:Yoshiizumiの部屋

ぽろりと出た言葉に、心がついてくる

その一言に隠れたもの

人は、意識していないときにこそ本音が出ます。
「もう疲れたなぁ」「本当はやりたくないんだよな」──そんな言葉を口にした瞬間、自分でもハッとすることがあります。
感情はいつも論理の下に潜んでいて、ふとした拍子に言葉として漏れ出す。その一言が、自分の心の状態を教えてくれるのです。

 感情を閉じ込めすぎると

私たちは大人になるにつれ、「我慢すること」「本音を隠すこと」に慣れてしまいます。
もちろん社会生活を営む上で必要なこともありますが、それが積み重なると、
自分が何を感じているのかすら見えなくなることがあります。心の声を押し込めすぎると、
やがて疲弊し、体調や人間関係にも影響が及ぶ。
だからこそ、ぽろりと出てきた言葉は「心のセンサー」として受け止めたいのです。

 職場やチームでの「ぽろり」

介護や福祉の現場でも、何気ない会話の中にチームの本音が現れます。
「なんだか最近、雰囲気が重いね」「この仕事、ちょっとやりにくいな」──そんな声は、改善のヒントそのものです。
形式的な会議や報告よりも、雑談やちょっとした愚痴の中にこそ、現場を動かすための“芽”が眠っています。
その芽を無視せず、受け止めることが文化を育てる第一歩になります。

 感情を認めることは弱さではない

「泣いてはダメ」「怒ってはダメ」──そんな言葉を子どもの頃に言われた人も多いでしょう。
けれども、感情を否定することは心を無視すること。
ぽろりと出た言葉を「弱音」と片付けるのではなく、「大事なシグナル」として認めることが必要です。
感情を認め合うチームは、信頼でつながり、困難にも柔軟に対応できる強さを持ちます。

言葉から心へ、心から行動へ

大切なのは、出てきた言葉をただ流さないこと。
「疲れた」の裏には「助けてほしい」が隠れているかもしれません。
「やりたくない」の裏には「もっと工夫したい」が眠っているかもしれません。
言葉に耳を澄まし、その背景にある感情に気づけたとき、次の行動が変わります。

まとめ

ぽろりと出た言葉は、心の奥からのメッセージです。
それを拾い上げることができれば、自分自身とも、チームとも、より健やかに向き合えるようになります。
感情を認め、言葉を大切にすること。それが、働く場を育て、日常を少しずつ耕していく力になります。

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