2025.08.07ブログ:Yoshiizumiの部屋
「もとめられてる?」違うんじゃない?
「私、もういらないのかな」
「誰にも求められてない気がする」
そう感じたとき、
ほんとうに“求められていない”のでしょうか。
それ、もしかすると──
「あなたが手放せないだけ」なのかもしれません。
1. 誰も頼んでないのに、頑張りすぎていませんか?
「誰かの役に立ちたい」
「必要とされたい」
「自分にできることがあるうちは…」
その気持ちは、とても尊いものです。
でも時に、
「もう十分です」って相手が思っていても、
こちらが手放せないまま動き続けていることがあります。
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誰も「お願い」と言ってないのに、片付けてしまう
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感謝されないのに、なぜか自分だけ疲れていく
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周りが気にしていないことに、ひとりだけ責任を感じている
そういうときは、「求められてない」わけではなく、
「求められていた時期を、自分が終わらせられていない」だけなのかもしれません。
2. 「求められるか」でなく、「執着してないか」を見てみる。
「あのポジションにいたい」
「役に立ってる自分でいたい」
「頼られないと、自分の存在がぐらつく」
──その奥には、
本質的なものを“手放すのが怖い自分”がいませんか?
役割がないと不安になる。
あの人からの「ありがとう」がないと焦る。
知らないうちに「自分=役に立つ人」というセルフイメージを
必死で守ってしまっている。
それって、
“求められたい”というより、“自分を保ちたい”のかもしれません。
3. 本当に必要なら、「今」声がかかっているはず。
本当に、今あなたが必要なら──
きっと誰かが声をかけてきます。
「お願いします」って。
でも、誰も何も言ってこないとしたら、
それは「役目が終わった」のかもしれない。
あるいは「もう別の形で信頼されてる」のかもしれない。
それでも、
「いや、まだ私がやらないと」って感じてしまうのは、
“誰かのため”ではなく、“自分の安心のため”かもしれません。
4. 手放すと、見えてくるものがある。
怖いですよね。
手放したあと、自分に何が残るのか。
誰にも必要とされなくなったら、自分は空っぽになるんじゃないかって。
でも不思議なことに──
本当に手放したときほど、新しい居場所が見えてくるんです。
ずっとしがみついていた役割を手放したら、
まわりの人がようやく近づいてくれることもある。
「それ、もうやらなくていいんじゃない?」って言ってもらえることもある。
そしてなにより、
自分の中の“本音”が、ようやく聞こえてくる。
5. それでも手放せないときは、「自分を見届けてあげて」
「やめたくても、やめられない」
「頭ではわかってるけど、どうしても続けちゃう」
そんなときは、自分を責めるのではなく、
“手放せない自分”を、じっと見てあげる時間が必要です。
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何を守りたくて、ここに立ち続けているのか
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どんな想いが、役割と結びついているのか
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何にしがみついて、「誰に認められたかった」のか
自分の奥にあるその感情こそが、
ずっと見てほしかった「本当のあなた」かもしれないのです。
まとめ:「求められてない」のではなく、「まだ手放せないだけ」
役割を終えたあとも、
誰も求めていないのに頑張り続けてしまうことがあります。
それは“誰かのせい”じゃなくて、
「まだ自分が手放せていないだけ」かもしれません。
でも、それでいいんです。
すぐには手放せないこともある。
時間がかかっても、
自分のペースで“執着”に気づけたなら、それで十分。
そして一歩引いたとき、
ようやく「本当に必要とされているもの」が見えてくる。
それは、他人からの評価じゃなくて、
“あなたが大切にしたいこと”かもしれません。
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