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2025.07.15ブログ:Yoshiizumiの部屋

学ぶって、何だっけ?

誰かに聞かれて、ふと詰まる。
学ぶって、何だろう。

勉強? 知識を得ること? スキル?
それもそうかもしれないけれど、
わたしは、少し違うものを思い浮かべる。

「自分の見え方が、変わること」

そんな感じ。

できることが増えるより、
気づけることが増える方が、
なんだか、自分のことが好きになれる。

そういう変化を、
わたしは「学び」と呼びたい。

感じることが、はじまりなんじゃないか

ちゃんとノートを取って、
テストで点を取って、
資格を取って──

それが「学び」だとされる世界で、
わたしは、うまくやれなかった。

だけど今になって思うのは、
頭より先に、感情が動いたときの方が、よく覚えてるってこと。

なんか悔しかった。
なんか違和感あった。
なんか惹かれた。
なんか…救われた。

その「なんか」があるかどうかで、
学びが染み込むかどうかって、変わる気がする。

だから、いちばん最初に必要なのは、
“感じてもいい自分”でいることかもしれない。

気づくって、ちょっと痛い

「気づく」って、きれいな言葉に見えるけど、
実際はちょっと痛いことの方が多い。

自分の未熟さに気づく。
他人の冷たさに気づく。
ずっと信じてたものが、実は違ってたことに気づく。

気づきって、ズレとか、傷とか、恥ずかしさとセットだったりする。

でもそれでも、
「知らないふりしてた方がラク」よりも、
「痛くても本当を知りたい」って気持ちの方が、
どこかで自分を生かしてくれる気がしてる。

それに気づけた日は、
うまく言えないけど、ちょっと強くなってる。
学びって、そういう日を集めることかもしれない。

問いがあるかどうか

「問いを持って生きる」って、よく言うけど、
なんかカッコよすぎる気もする。

わたしの中にある問いって、そんなに立派じゃない。

なんで疲れてんだろう。
なんであの人の言葉、引っかかったんだろう。
これって、本当にやりたいことなんだっけ。

そんなの。

でも、そういう小さい問いがあるだけで、
ちょっとだけ、歩く方向が変わる。

だから、
「問いを持ち続けられる人」は、
止まらずに生きていける人なんだと思う。

答えを持ってる人より、
問いを捨ててない人の方が、信じられる。
少なくとも、わたしはそう。

学ぶことは、「人と出会う前の準備」かもしれない

誰かとちゃんと関わろうと思ったら、
自分の輪郭がわかってないと、うまくいかない。

だから、学ぶって──
もしかしたら「人と出会うための準備運動」みたいなものかもしれない。

知らない人の気持ちを想像する。
自分のクセに気づく。
言葉を選ぶ。
黙って聞く。
あいまいなまま受けとめる。

それら全部、誰かと関係をつくるための下準備なんだと思う。

だから、わたしはこれからも学ぶ。
うまくなるためじゃなくて、
“ちゃんと出会う”ために。

まとめ:学びは、静かに「戻る」動作

できるようになることも大事だけど、
何かを「思い出す」ことの方が、もっと尊い気がする。

ああ、自分ってこう感じる人だったな、とか。
あのとき、こういうふうに見てたんだな、とか。

学ぶって、どこか遠くに向かうんじゃなくて、
「自分のまんなかに、ちょっと戻る」ことなんじゃないかと、最近思う。

学んで、気づいて、戻ってきたとき、
世界の見え方が少しだけ変わっていたら──
それで、もう充分すぎるほど学んだって言える気がする。

自分の「問い」に出会いたくなったら。

もし、ここまで読んでくれたあなたが
「なんかひっかかった」「もう少し知りたい」と思ってくれたなら──

わたしが書いた本や、つくった言葉の断片たちを、そっと覗いてみてください。

📚【Kindle本】
自分と向き合う問い、誰かに届けたかった言葉たち。
https://www.amazon.co.jp/stores/author/B0F8N5P41F/allbooks

🛍【SUZURIグッズ】
Tシャツやステッカーにも、問いや余白を込めています。
https://suzuri.jp/Akira602/products

ひとつでも、何かが“刺さった”ならうれしいです。
これも、学びの途中で出会えた証拠だから。

 

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