2025.06.21ブログ:Yoshiizumiの部屋
やる気が干からびたあなたへ
「やる気ない病」って、もはや“持病”のようなものかもしれません。
朝から目覚ましを3回スヌーズして、それでも起きられず、ようやく這うようにして顔を洗う。
「今日も始まってしまった」と思うその瞬間が、いちばんつらい。
「なにかをしなきゃいけないとき」に限って、別のことを始めてしまうのも“あるある”です。
掃除機をかけるつもりが冷蔵庫の中を拭き始めていたり、
文章を書こうと思っていたのに、急にメールの整理をし始めたり。
これはもう意志の問題ではなく、「今日もやるぞ」というモードに脳が切り替わってくれないのです。
まるで水切れ寸前の観葉植物のように、根っこがうまく吸えていない。
けれど、枯れてはいない。根は、まだある。
「ちゃんとできない自分」が許せない日もあるでしょう。
SNSで誰かの「今日も朝活完了!」を見て、「うわあ…私は寝坊して朝ごはんも食べてないのに」と落ち込んでしまう。
そして、やる気のなさに罪悪感を持ちすぎて、さらに動けなくなる。
やる気が出ないこと自体よりも、「やる気が出ない自分」を否定する声のほうが、ずっとしんどい。
そもそも、やる気って“貯められる”ものなのでしょうか?
井戸水のように汲み上げられるものではないことは、きっと誰もが感じているはずです。
だから、動けないときは無理に動こうとしない。
ほんの5分、“やらなくていい”を選んでみる。
やらないと決めて、なにも責めない。
それが、干からびた根っこをそっと湿らせる最初の一滴になるのかもしれません。
静かな午後、風がカーテンを揺らし、金魚の水槽がきらめく。
そんな何もしない時間に、「あ、私、生きてるなあ」と感じることがある。
なにもしていない時間は、やがて「なにかをしたい」に変わることがある。
それが、心の“自然発酵”です。
ここまで読んで「私のことだ」と思った方へ。
干からびたままでも大丈夫。
今日は動かなくてもいい。
でも、もしほんの少しだけ心が動いたなら、
今日という日に「やった」と言えることを一つだけやってみてください。
・歯を磨いた
・ポストをのぞいた
・返事が遅れていたLINEを返した
・洗濯機を回した
・水を飲んだ
それだけで、十分です。
「やる気があるからやる」のではなく、「やったから少しやる気が出た」と気づくこともあるのです。
猫と金魚が、あなたにこう言います。
「どうせ咲くんでしょ、あんたの根っこ。」(金魚)
「咲くけど何か文句ある?」(猫)
ふにゃっとしていても大丈夫。
ガチガチじゃなくていい。
風に揺れているくらいが、ちょうどいい。
最後に、あなたへ贈る一冊
干からびた心に、そっと水をやるような一冊があります。
今日も「何もしていない自分」を責めそうになったら、読んでみてください。
『猫と金魚と、100の問い。──生きづらい私の、ゆるい生存術』
著者:吉泉 晶
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あなたの根っこが、ほんの少しでも湿ってくれたら嬉しいです。

「もうダメ…干からびる…」とつぶやいた私に、
猫が言った。
「そのわりに、アイスは食べるのね。」
……生きてる、ってことだよね。
やる気はどこへやら──。
気づけばソファで、干からびたままアイスを食べてる自分。
でもそれって、ちゃんと「今日を生き抜いてる」ってことかもしれません。
“やる気”がない日も、
“やる気がない”自分ごと、許してあげられるように。
そんな優しさと、問いと、くすっと笑える言葉をそっと添えて。
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