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2025.06.07ブログ:Yoshiizumiの部屋

「言葉と感情の再接続」──心が追いつく場所を取り戻す

「言葉が軽くなった」と、誰かがつぶやいた。
SNSでつながるこの時代、発信は日常の一部だ。
140文字に気持ちを詰め込む、ストーリーに笑顔をのせる、DMで感謝を伝える──
それはたしかに“言葉”だ。でも、そこに“感情”は乗っているのか?
ふと立ち止まったとき、自分の言葉に、自分の心が追いついていないことに気づく。

今、わたしたちに必要なのは「情報」じゃない。
“感情との再接続”──言葉と心がちゃんと手をつなぐこと
その回路を取り戻すだけで、人はもう一度「自分」を生き直せる。

言葉が先に行く、日常の中で

わたしたちは、毎日言葉を発している。
「お疲れさまです」「ありがとうございます」「頑張ります」「大丈夫です」
でも、そのひとつひとつがどこか宙に浮いたまま、内側とつながっていない
本当は疲れているのに「大丈夫です」と言い、本当は嬉しいのに「すみません」と答えてしまう。

心の声を聞き取る前に、反射で出る“模範的な言葉”。
それが習慣になると、自分自身の感情に気づく力が、どんどん鈍くなっていく

感情と置いてけぼりの「自分」

ある日、とても疲れて帰った夜。
ふと自分の投稿を見返したときに、にこやかな写真と「充実してます!」の言葉に違和感があった。
「これ、本当に私が思ってることだったっけ?」
そう気づいたとき、胸の奥に小さく詰まっていた“本音”がポロっと落ちた。

言葉がどんどん走っていくなかで、感情を置き去りにしていたのは自分自身だった。
発信することで「繋がっている」と思っていたのに、一番のズレは、心との距離だった

小さな再接続の瞬間

感情と再接続する瞬間は、ドラマチックでなくていい。
ある朝、道ばたの草花の匂いにふっと足を止めたとき。
なつかしい音楽に、胸の奥がきゅっとなるとき。
誰かの「ありがとう」の声が、じわっとしみたとき。

「あ、今ちょっと心が動いたな」
その感覚を拾うだけで、人はちゃんと生きている実感を取り戻せる。
感情は、理屈じゃない。触れようとした時、ちゃんと待っていてくれる。

実践:感じる時間を取り戻すためにできること

再接続には、特別な修行はいらない。
ただ、「感じる余白」をつくってあげること。それだけ。

  1. 1日1回、素直な感情をノートに書く
     どんなに短くてもいい。「今日はしんどかったな」「ほんとは嬉しかった」
     それを“見える化”するだけで、心と頭のズレが整っていく。

  2. 「すぐ言葉にしない」時間を持つ
     嬉しいときも、悲しいときも、すぐSNSにあげずに自分だけの感情にしておく時間を取ってみる。
     そうすることで、「その気持ちは本当に自分のものだったんだ」と実感できる。

  3. 人の言葉を“受けとる練習”をする
     「ありがとう」「うれしいね」など、誰かの感情をそのまま受けとって、「うん」と返すだけ。
     それだけでも、心の温度はちゃんと動きはじめる。

まとめ:言葉が心とつながると、生きやすくなる

言葉は、道具にもなるし、武器にもなる。
でも本来、言葉は「心と心をつなぐ橋」だったはず
今こそ、取り戻したい。自分の心を置き去りにしない言葉のあり方を。

「自分にやさしい言葉をかける」
「感情にふれて、ちゃんと感じきる」
そうやって言葉と感情がもう一度つながることで、人は自分を取り戻していける。

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