2025.06.06ブログ:Yoshiizumiの部屋
反撃は静かに始める。
誰にも気づかれずに、静かに反撃を始めた朝があった。
あいかわらず眠りは浅くて、 あいかわらず夢は現実みたいにざらついて、 あいかわらず朝の光は、ちょっとまぶしすぎた。
スマホの通知をぼんやりと眺めながら、 起き上がるか、まだ横になってるか、 そのどちらにも決めきれずにいる5分。
でも、何かが違っていた。 自分の中で、「もう流されない」と決めた日だった。
どこかに期待しながら、 “タイミング”や“きっかけ”を待っていた自分に、 そっと終わりを告げた朝だった。
もう誰かの一言を待つんじゃない。 もう「まだ早い」なんて言い訳はしない。
その決意だけが、まだ終わってない自分を支えていた。
派手な逆転は、静かな反撃の積み重ね
反撃といっても、大声を出すわけじゃない。 誰かを論破するでもない。 ただ、自分に問いを貼る。
「今日は、どこを変えられるか?」 「目の前の景色に、ひとつ手を加えるなら、どこだ?」
掃除でもいい。 散らかってたメールを整理するでもいい。 放置してたメモ帳を開くのでもいい。
「未来を変える行動」は、いつだって静かだ。
SNSに投稿する。 あの人に「元気ですか」と送ってみる。 5分でいいから、本を読む。
誰にも評価されない。でも、確かに前に進む。
それが、誰にも気づかれない、反撃の一歩だった。
覚悟は、静かな行動に表れる
人は、本気になると静かになる。 怒鳴らず、焦らず、整える。
見直す、削る、動かす、伝える。 誰かに見せるためのパフォーマンスではなく、 自分の輪郭を、少しずつ整えていく行為。
“行動”というのは、「自分を取り戻す手段」だ。
それが「反撃」に変わるには、 誰かの期待より、自分の声を信じられるかどうかが大きい。
「何者かになる」ために動くんじゃない。 「もうごまかさない」ために、動き出す。
それが反撃だ。
まく種は、小さくてもいい
大きなチャンスなんて、めったに来ない。 でも、小さな種なら、今日もまける。
誰かに「ありがとう」を伝える。 散歩の道を変える。 読まずにいたページを、1枚だけめくる。
そんなことが、半年後の人生を変えていたりする。
成果にならないから、意味がないわけじゃない。
意味のなさそうなことを、 毎日きちんと続けられる人だけが、 いつか「成果」の中に立てる。
焦らなくていい。 自分のテンポでまいた種は、 ちゃんとその人のタイミングで芽を出すから。
「今が底」なんて、誰にもわからない
もうだめかもしれない── そう思った夜を、いくつ超えてきただろう。
でも、まだここにいる。 それは、奇跡というには生々しい、 「まだやれる」という身体の声だった。
涙を見せられない日があった。 誰にもわかってもらえない苛立ちも、 どこにも置けない孤独もあった。
でも、まだ息をしている。 それだけで、反撃の資格はある。
まとめ
・反撃は、静かに始める ・行動のきっかけは、いつも誰にも見えない場所にある
・「ちゃんと生きたい」だけが、武器になる
・大きな変化より、小さな修正を重ねること
・いま目の前にいる“自分”を見捨てないこと
もし今、誰にも気づかれず、 静かに闘っているあなたがいたら──
その姿は、美しい。
何度も、言葉にならない痛みを抱えてきた。 何度も、誰にも頼れずに、拳を握りしめてきた。
それでもまだ、問いを貼れるなら。 それでもまだ、歩けるなら。
反撃は、もう始まっている。

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