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2025.05.28ブログ:Yoshiizumiの部屋

『がんばるって、なに?──「がんばれない日」の哲学』

がんばる、という言葉に疲れた日

「がんばってね」と言われると、正直つらい日がある。悪気のないその言葉に、肩が重くなることがある。

がんばるって、いったい何を指してるんだろう。
どこまでやったら「がんばった」と言えるんだろう。言った本人も、言われた側も、きっと定義なんて曖昧なまま。

でもその一言に、「ちゃんとやらなきゃ」「休んじゃだめだ」「まだ足りない」という見えないプレッシャーを背負ってしまう人がいる。

私は、そのひとりだった。

「もう無理」と言える強さ

何かに追われて、毎日必死だったとき、たくさんの人に「がんばってね」と言われた。
そのたびに「まだ私は不十分なんだ」と思っていた。

でも、ある日つぶやいた「もう無理」という一言が、私の中の何かをほどいてくれた。

がんばれない日があってもいい。うまく動けない朝があってもいい。

「やらなきゃ」が積もって動けなくなるより、「今日は、ちょっとだけ休むね」と言えるほうが、ずっと強い。

がんばれない日こそ、哲学が顔を出す

布団の中で、「なんでこんなに疲れてるんだろう」と考える。
仕事に行きたくなくて、玄関で立ち止まる。人と話すのがつらくて、スマホを見つめたまま言葉を飲み込む。

そんな“がんばれない日”ほど、問いが湧いてくる。

「自分って、なんのために生きてるんだろう」
「どうしてこんなに頑張ろうとしてるんだろう」
「何が自分を苦しめてるのか」

がんばってるときには気づけなかったことが、 立ち止まったときにはじめて見えてくることがある。

がんばれない日こそ、自分と対話してる証拠だ。

比べなくていい。「自分比」で生きていく

SNSには、がんばってる人の姿があふれている。
仕事で成果を出してる人、毎日を楽しんでる人、自分を磨いている人。

その中にいて、がんばれない自分は、置いてけぼりにされた気になる。

でも、思い出して。

昨日の自分より、今日の自分がほんの少しでも前に進めたなら、それで十分だ。

たとえば、昨日は泣いたけど、今日は泣かずに済んだ。昨日は起き上がれなかったけど、今日は顔を洗えた。

それだけで、ちゃんと「がんばった」って言える。

がんばるって、結果じゃなくて“過程”だと思う

成果が出なかったら意味がない?そんなことない。

結果よりも、「今日もなんとか生き抜いた」っていう過程そのものが、もうすでにがんばってる。

呼吸してるだけでえらい、ってよく言うけど、本当にそうだと思う。
外に見える成果がないと自分の価値を感じられない日もあるけど、生きてること自体が尊い。

だから、がんばれなかった日は、そっと自分に言ってあげて。

「よくやったよ、今日も。」

まとめ:「がんばれない日」にこそ、自分を信じてほしい

がんばるって言葉に疲れたときは、がんばらないことを選んでいい。

動けない自分、泣いてしまう自分、どうしようもなく不安な自分。

全部ひっくるめて、「よく今日をやり過ごした」って、自分を抱きしめてあげてほしい。

がんばれない日があってもいい。

それでも生きてる。それだけで、ほんとうに、すごいことなんだ。

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