2025.05.19ブログ:Yoshiizumiの部屋
今日という仕事の答えは、人の中にある
「仕事をなした」とは、どういうことだろう?
今日もいろいろな業務があった。 書類を出した。会議をした。ケアをした。
掃除もした。 それらは確かに「やるべきこと」だった。
でも、1日の終わりにふと自分に問いたくなる。 「今日、自分は仕事を“なした”と言えるのだろうか?」と。
数字や報告書では測れない、 でも確かに大事な“何か”が、そこにある気がする。
その“何か”こそ、仕事の本質なのかもしれない。
成果より、「誰の心が動いたか」
仕事とは、単に“やることをやる”ことではない。 誰かの表情が少し変わった。
誰かの気持ちが、ほんの少しでも軽くなった。 職員同士の空気が、少しだけあたたかくなった。
そんな「人の中の変化」が、 今日という仕事の本当の成果かもしれない。
実際に、何かを変えるのは「感情」だ。 嬉しい、安心した、ホッとした、信じてもらえた── そういった感情が、人を動かす。
行動につながる。
だから、私たちは「形」や「作業」に満足せず、 その奥にある“気持ち”に目を向けたい。
「形」より、「感情」に耳をすます
ケアの現場でも、事務作業でも、指導や報告でも、 一つひとつのやりとりの中に、「感情」がある。
どれだけ丁寧にやったとしても、 相手に不安や不信感を与えてしまっては、“やった”とは言い難い。
逆に、不器用でも、 「この人が本気で向き合ってくれてる」と伝われば、 それだけで“仕事がなされた”ことになる。
「伝わるかどうか」は、資料の完成度ではなく、 その言葉や態度に込められた“関心の深さ”で決まる。
私たちの仕事は、正解を出すことではない。 安心をつくること。
信頼を積み重ねること。 そのためには、自分自身が“気づける人”でありたい。
まとめ:「よかった」の一言が、今日の答えになる
今日、自分がやったことに対して、 誰かが「よかったよ」と思えたか。
それがあれば、今日という仕事は「なされた」と言える。
その一言がなければ、もう一歩、何かできたのかもしれないと振り返る。 でも、それもまた、仕事の一部。
仕事とは、単に業務をこなすことではなく、 「人の中に残るものをつくること」。

目には見えないけれど、人の中にはちゃんと残っている。
そう信じて、また明日も、目の前の誰かと向き合っていきたい。
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