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2025.05.14ブログ:Yoshiizumiの部屋

感情が先に出てしまうとき、どう考えればいい?

人と関わるあらゆる場面で、こんなことがある。

「相手の立場を考えるべき」だと、頭ではわかっている。
でも、実際には自分の感情が先に出てしまう。イラッとする。もやっとする。声が荒くなる。後悔する。

それは、あなただけじゃない。みんな、同じように揺れている。

感情は、そもそもなくせるものじゃない。だからこそ、そこに向き合う力が必要になる。

感情が出るのは、あなたが“向き合っている証拠”

まず知ってほしいのは、感情が出ること自体は悪ではないということ。
むしろ、「何かを大事にしているからこそ」反応してしまう。それは自然なことだ。

たとえば── 「なぜ、こんな言い方をされたんだろう?」 「なんで、無視されたんだろう?」

そんな風に反応したとき、実はその奥には、
「もっとちゃんと向き合いたかった」「信頼されていたかった」 という自分の本音が隠れていることもある。

感情は、自分の内側を映す“センサー”なんです。 そこを丁寧に拾うことが、次の一歩になる。

感情は、あっていい。でも、選べるのは“行動”

どんなに感情が動いても、次にどう動くかは、自分で選ぶことができる。
「感情に反応してぶつける」か、「一呼吸おいて応答する」か。

その違いは、相手との関係にも、場の空気にも、大きく影響する。

人と関わる仕事では、正解のない場面が多いからこそ、 「反射」ではなく、「応答」ができることが信頼につながる。

これは訓練で身につくし、意識すれば少しずつ変わっていく。

“相手の立場に立つ”は、あとからでも間に合う

感情が先に出てしまったあとでもいい。
「自分がどう感じたか」を落ち着いてふりかえったあと、 「じゃあ、相手はどうだったんだろう?」と想像してみる。

その一歩が、関係の修復にも、理解の深まりにもつながる。

相手の立場を考えるって、完璧にやれることじゃない。
でも、遅れても“想像し直す”ことは、誰にでもできる。

むしろ、その遅れてやってくる想像力こそが、対話の本質なのかもしれない。

感情と付き合うこと、それが人と働く本質

感情を持たずに働くことなんて、できない。 でも、感情にのまれずに関わることは、きっとできる。

「腹が立った自分」に気づいて、「立て直せた自分」を大事にしよう。 それこそが、プロとしての一歩だと思う。

そして何より、それが自分自身の成長の糧になる。

私たちは、感情を抑えるために働くんじゃない。 感情を通して、人とつながるために働いている。

揺れる日もある。ぶつかる日もある。 でも、そこから立て直す力を、わたしたちは育てていける。

それが、誰かと一緒に働くということ。

今日も、自分と向き合いながら、前に進もう。

まとめ

感情が先に出るのは、人として自然なこと。
大切なのは、その感情に気づき、それとどう向き合うかです。
感情を否定せず、自分の中にある価値や思いに気づくこと。
行動は選べるということ。そして、遅れてでも相手の立場に立ち直せる自分を育てていくこと。

感情を通して学び、人と関わる力を深めていく。それが、信頼を築き、チームを育て、自分を耕すことにつながっていきます。

感情の揺らぎに気づけるあなたは、もうすでに“変化の入口”に立っています。

 

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