2025.04.05ブログ:Yoshiizumiの部屋
思い込みの背景には、不安があるかもしれない。
「ああ、自分にはこういうのは向いていないんだな…」
「自分は人前で話すのが苦手だ…」
「私はどうせ不器用だから…」
あなたもきっと、そんな言葉を自分にかけた経験があるのではないでしょうか。
私たちは日々、様々な場面で「自分は◯◯だ」と思い込んで生きています。
それは自分の長所を伸ばす原動力になることもありますが、一方で自分の可能性を狭めてしまうこともあります。
新年度が始まり、新しいチャレンジや環境の変化が多いこの時期だからこそ、
改めて自分自身が持っている「思い込み」の背景にある「不安」を見直してみませんか?
思い込みとは、不思議なものです。
人は経験を積む中で、自分や他人、あるいは物事に対する固定観念を作っていきます。
特に、自分自身に対する思い込みの裏には、必ずと言っていいほど不安や恐れが潜んでいます。
「私は数字に弱い」「コミュニケーションが苦手」「リーダータイプではない」
これらの思い込みの背後には、
「失敗するかもしれない」「人からどう見られるか怖い」「自分は十分ではない」という不安があります。
人は不安を避けるために、自分を制限する思い込みを作り出してしまうのです。
私自身も以前は「自分は人前で話すのが苦手だ」と信じ込んでいました。
学生時代、スピーチやプレゼンの場面で緊張してうまくいかなかった経験がきっかけでした。
その背後には、「また失敗したら恥ずかしい」「自分は人に受け入れてもらえない」という不安がありました。
ところがある日、仕事の関係でどうしても大勢の前で話さなければいけない状況が訪れました。
その時、逃げることができず、半ば諦めの気持ちで挑んだのです。
結果としてうまく話せた時、「もしかして私の思い込みは、不安が生み出した幻想だったのかもしれない」と気づいたのです。
それ以来、私は不安に惑わされることなく、自分が持つ可能性に目を向けることができるようになりました。
思い込みの背後にある不安を見つめることは、勇気が必要です。
しかし、それを直視することで、不安が意外と小さく、乗り越えられるものであることに気づきます。
「こういう仕事は自分には向いていない」という言葉の裏には、「失敗が怖い」という不安があります。
「私は内気だ」という自己評価の裏には、「拒絶されるかもしれない」という不安があります。
それらの不安を見つめ、受け止めることができれば、不安はあなたを縛る力を失います。
あなたに一つ提案があります。
今、紙とペンを用意して、自分について思い込んでいることを書き出してみてください。
次に、その思い込みの隣に、どんな不安が隠れているのかを書いてみてください。
「これは本当にそうだろうか?」
「この不安は、本当に現実的だろうか?」
「この不安を少しだけ軽くするには、何ができるだろう?」
問いかけを続けることで、不安は徐々に力を失い、思い込みは自然と薄れていくでしょう。
人生は不安を超えた先にある、可能性の旅です。あなたが自分の思い込みを超え、
不安を手放すことで、これまで知らなかった新しい自分と出会うことができます。
新年度という新たなスタートを機に、自分の内にある不安を丁寧に見つめ、
あなた自身の可能性を信じて一歩を踏み出してみてください。
あなたが自由に羽ばたける日が訪れることを、心から願っています。