2025.03.28ブログ:Yoshiizumiの部屋
自分以外のチームのベストは何か?を考えてみよう
チームとは「違い」を活かす場所
私たちは仕事や生活の様々な場面で「チーム」という存在に囲まれている。
職場のプロジェクトチーム、スポーツのチーム、家庭というチームもあるだろう。
そんなチームという集合体の中で、「自分にとってベスト」だけを追求してはいないだろうか?
私は時々、自分自身に問いかけるようにしている。「自分以外のメンバーにとってのベストは何だろう?」と。
チーム内での価値観の違い
人はそれぞれ違う価値観や考え方を持っている。当然、チームという枠組みの中にも多様な人間が集まっている。
そのため、ひとりひとりが考える「ベスト」には必ず違いが生じる。
例えば、あるメンバーは仕事のスピードを最優先に考え、別のメンバーは品質を最重要視するかもしれない。
そうした違いが表面化すると、チームは衝突したり停滞したりすることもある。
だが、これこそがチームの醍醐味でもあるのだ。
「自分以外のベスト」を考える重要性
私はこれまで、さまざまなチームでプロジェクトを進める中で、自分の考える「ベスト」だけを押し通そうとした時期があった。
自分の方法が最も合理的だと思い込み、それ以外の意見を軽視してしまったこともある。
しかし、それは結果的にチームの潜在的な力を削ぎ落としてしまっていたのだと気付いた。
周りの人がそれぞれに持っているベストを理解し、それを活かそうとする視点を持ったとき、チームは大きく成長したのだ。
相手の視点で見るという習慣
相手の視点に立つというのは簡単なことではない。
特に自分が忙しかったり焦っている時ほど、自分の視野は狭くなってしまう。
そんな時こそ、意識的に自分に問いかける。
「今、あの人にとってのベストは何だろう?」この問いを繰り返すことで、自然に視野が広がり、
相手の価値観や考え方を尊重できるようになる。
実際、私がチームリーダーとして心掛けるようになったのは、メンバー一人ひとりが求める「ベスト」を理解し、
それを可能な限りチームの活動に取り入れていくことだ。
チームメンバーのベストを引き出す方法
私が実践しているのは、まず各メンバーと個別に話をする機会を定期的に設けることだ。
そこで相手が何を大切にしているか、何を目標としているかを丁寧に聞き取る。
また、チーム全体で定期的にお互いの価値観を共有するミーティングも行う。
そうすると、自然にメンバー同士がお互いを理解し合い、それぞれが自分以外のベストを考えやすい雰囲気が生まれる。
このようにして互いの価値観を知り、それを尊重することで、チームは本当に強くなる。
ベストが重なり合うときの喜び
異なる価値観を持つメンバーが、それぞれのベストを追求することで起こるのは、「ベストが重なり合う瞬間」だ。
この瞬間はチームとしての一体感や達成感が最も高まる。
私が経験したあるプロジェクトでは、各メンバーがそれぞれに重視している価値観を持ち寄り、意見をぶつけ合いながら、
自然と最適解が見えてきたことがある。
誰か一人のベストを押し付けるのではなく、それぞれが自分以外のベストを理解し合った結果として生まれたものだった。
「自分だけ」の世界から抜け出す
私たちは無意識に「自分の価値観だけで物事を判断している」ことが多い。
その枠から一歩踏み出し、「他者のベスト」を考える習慣を持つと、人間関係も仕事の成果も驚くほど良くなる。
自分のベストだけに固執するのではなく、チーム全体のベストを追求するという視点が持てれば、より多くの可能性が広がるのだ。
まとめ:チームのベストを考える
自分以外のメンバーのベストを考えることは、自分自身を深く知る機会でもある。
価値観や考え方の違いを認め合い、尊重することで初めて、本当の意味でチームは機能し、成果を上げる。
これからも私は、「自分以外のチームのベスト」を考える習慣を大切にし、それをチームの成長につなげていきたいと思っている。