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2025.03.24ブログ:Yoshiizumiの部屋

いただきます・ごちそう様

「いただきます」に込められた意味

日本人が食事をする前に必ず口にする言葉、「いただきます」。
この一言は非常に美しい響きを持つが、実はとても深い意味が込められている。

幼い頃、家庭や学校で習ったこの言葉の意味を改めて考えることがある。「いただきます」とは食べ物の命をいただくという意味だ。
私たちが生きるためには何かの命を頂戴しなければならない。
この当たり前だけど忘れてしまいがちなことを、この言葉が静かに教えてくれている。

食卓で感じる感謝

ある日、友人の家で夕食を共にした時のことだ。
普段は何気なく発していた「いただきます」の言葉を、友人が本当に丁寧に、心を込めて口にする姿を見て、はっとさせられた。

その友人は食材一つひとつに対して、育ててくれた人、運んでくれた人、調理してくれた人の存在を想像していると言った。
まるで食卓を囲んでいる多くの人々の存在が目の前に現れたような感覚に陥った。

「いただきます」とは、単なる習慣的な言葉ではなく、食に関わるすべての人に感謝を伝える祈りのようなものだと、
その瞬間に強く感じた。

「ごちそう様」の余韻

食事を終えた後、「ごちそう様でした」と手を合わせる。この言葉にもまた特別な響きがある。

「ごちそう」とは、昔、食材を揃えるために走り回った人たちの苦労を表す「馳走(ちそう)」から来ているという。
つまり「ごちそう様」には、美味しい食事を準備するために奔走してくれた人への感謝が込められている。

食後の余韻に浸りながら口にする「ごちそう様」には、その食事がもたらしてくれた幸せに対する感謝と、
次の食事への静かな期待感も込められている気がする。

「いただきます」と「ごちそう様」が教えるもの

私は、この二つの言葉が、日本の文化が持つ最も美しい教えの一つではないかと考えている。
食事をするという日常的な行為に、感謝と敬意の気持ちを織り込んでいる。

慌ただしい毎日を過ごしていると、どうしても食事の時間を軽視しがちだ。
しかし、「いただきます」と「ごちそう様」を丁寧に口にするだけで、自分が多くの命や人々に支えられているということを実感できる。

食事という何気ない日常にこそ、大切な教えが詰まっているのだ。

「いただきます」の力

仕事が忙しくなると、つい食事の時間を削ってしまうこともあるだろう。
しかし私は、どれほど忙しくても、「いただきます」の一言だけは丁寧に言うよう心掛けている。

その言葉を丁寧に言うことによって、どれほど自分が周囲の人や環境に恵まれているかに気付くことができる。
そうすることで自然と謙虚な気持ちになり、仕事や日常生活にもいい影響を与えるようになった。

「いただきます」は、自分自身を整える魔法の言葉でもあるのだ。

日常を大切にする生き方

「いただきます」「ごちそう様」を丁寧に口にする人ほど、日常の小さなことに気付き、感謝できる人だと私は感じている。

特別なことだけに感謝するのではなく、日々の小さなことに感謝する習慣を持つことが、本当の豊かさを生み出すのではないだろうか。

人生の幸福感は、大きな成功だけで決まるわけではない。
日常の小さなことに感謝し、それを積み重ねていくことが、心の豊かさにつながっていく。

食事を通じた心の豊かさ

食べることは生きることと直結している。毎日の食事をただの栄養摂取ではなく、生きる喜びとして楽しめる人は幸せだ。

私は今日も、「いただきます」「ごちそう様」を丁寧に口にしながら、生きている喜びを味わっている。
この二つの言葉に込められた深い意味を日々感じながら、自分自身の人生をより豊かなものにしていきたい。

まとめ

「いただきます」と「ごちそう様」は、単なる食事の挨拶を超えて、生きることへの感謝や敬意を私たちに教えてくれる大切な言葉だ。日常の中でこれらの言葉を心から丁寧に口にすることで、日々の幸福感や人生の豊かさをより深く味わうことができるだろう。
これからもこの言葉を大切にし、日常の中に感謝を見つけていきたい。

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