2025.03.12ブログ:Yoshiizumiの部屋
心配事を気にしないようには難しい
「心配しすぎても仕方がない」「考えてもどうしようもないことだ」
そんなふうに言われても、心配事が頭をよぎると、なかなか気にしないようにはできないものだ。
とは言いつつも集中できなくなる
「気にしないようにしよう」と思えば思うほど、かえって意識がそちらに向かってしまうことがある。
心配事が頭の片隅にあると、気が散ってしまい、目の前の仕事や作業に集中できなくなる。
例えば、
- 明日の会議でちゃんと発言できるだろうか。
- 取引先からの返事がまだ来ないけど、何か問題があったのかもしれない。
- 家族の体調が悪いけど、大丈夫だろうか。
こういった不安が心の中にあると、気をそらそうとしても、ふとした瞬間に思い出してしまう。
仕事をしていても、何度も同じことを考えてしまい、気づけば時間だけが過ぎている。
結果として、集中力が途切れ、作業効率が落ちてしまう。
心配事が頭を占めると、判断力や注意力も鈍ってしまう。
普段なら気づけるミスを見逃したり、細かい部分への配慮ができなくなったりする。
例えば、
- 書類を見直すつもりが、ぼんやりしていて誤字を見落とした。
- クライアントとの打ち合わせで話を聞いていたはずが、内容が頭に入ってこなかった。
- 同じ作業を何度もやり直すことになり、余計に時間がかかる。
仕事はミスが重なると余計な負担が増えてしまい、それがさらにストレスになり、負のループに陥ってしまう。心配事が仕事のクオリティに影響を与え、さらに焦りが生まれ、より心が乱れる…そんな悪循環が生じてしまう。
心配事とうまく付き合うには
心配事を「気にしないようにしよう」とするのではなく、
「心配してもいいけれど、それに飲み込まれないようにする」という意識を持つことが大切だ。
- 紙に書き出してみる:考えていることをノートに書き出すだけで、頭の中が整理されることがある。
- 時間を決める:例えば「この10分間だけ心配事について考える」と決めると、それ以外の時間は切り替えやすくなる。
- 小さな行動をとる:心配を減らすために、できることを一つだけでも実行する。例えば、「気になるメールには、今すぐ返信する」「不安ならリストを作る」など。
心配事に振り回されないためには、「自分の力で対処できること」と「自分ではどうにもならないこと」を分けて考えることが有効だ。
- 対処できる心配事には行動を起こす
- 例えば、仕事の進捗が遅れているなら、優先順位を整理してタスクを小分けにする。
- 取引先からの連絡が気になるなら、こちらから確認のメールを送る。
- 家族の健康が気になるなら、医師に相談したり、できる範囲でサポートを考える。
- 対処できない心配事は、意識的に手放す
- 天気や経済の動向、他人の気持ちなど、自分の力では変えられないものについては、考えすぎないようにする。
- 「今、自分にできることはない」と認めることで、心の負担を減らす。
- 呼吸を整えたり、軽い運動をすることで、意識を今この瞬間に戻す。
- リラックスする時間を意識的に作る
- 趣味や好きなことに没頭する時間を作ることで、心配事から一時的に距離を置く。
- 深呼吸や瞑想、ストレッチなどを取り入れると、心を落ち着けるのに役立つ。
心配事は完全になくすことはできないが、少しずつ手放すことで、心を軽くすることはできる。
「心配しないようにする」のは難しい。
でも、心配事に振り回されて仕事のクオリティが落ちたり、集中できなくなったりするのは避けたいものだ。
大事なのは、「気にしないようにする」ことではなく、「気にしすぎない工夫をする」こと。
心配事に向き合うときは、「自分にできること」と「どうにもならないこと」を分けて考え、
必要なら行動を起こし、手放せるものは手放していく。
心配事とうまく付き合いながら、日々の仕事や生活を少しでもスムーズに進められるようにしていきたい。