2025.02.11ブログ:Yoshiizumiの部屋
感情に振り回されずに、感情を決める
感情に振り回される——これがどれだけ人生を不安定にし、余計なストレスを生み出しているか、多くの人が気づいていない。
朝の電車が遅れてイライラする。
上司の何気ない一言にムカつく。
SNSで誰かの成功話を見て、勝手に落ち込む。
こんなふうに、感情がその場の状況に支配される生き方をしていると、いつまでたっても「心の平穏」は手に入らない。
自分の気分が、その日の出来事や他人の言動に左右されるなら、人生の主導権は常に外部に握られていることになる。
しかし、感情というのは本来「選べる」ものだ。
どんな感情で過ごすのかを 「自分で決める」 ことで、人生の流れは劇的に変わる。
今回は、そのための考え方と方法について、歯に衣着せぬ言葉で語っていきたい。
感情はコントロールできるのか?
「感情はコントロールできるのか?」と聞かれれば、多くの人は「そんなの無理だ」と答えるだろう。
なぜなら、私たちは「感情は自然に湧いてくるもの」と思い込んでいるからだ。
確かに、感情は瞬間的に生じる。しかし、それを「そのまま受け入れるか」「自分で選び直すか」は、自分の意思で決められる。
たとえば、急に雨が降ってきたとする。
・「最悪だ」とイライラする
・「おかげで涼しくなったな」と前向きに捉える
このどちらの感情を選ぶかは、あなた次第だ。同じ出来事でも、どんな気持ちで受け止めるかを決めることで、
体験そのものの質が変わる。
どういう感情で過ごしたいのか決める
では、あなたは 「今日1日、どんな感情で過ごしたいか」 を意識したことがあるだろうか?
ほとんどの人は、その日をどんな感情で過ごすかなんて考えずに生きている。
そして、出来事によって感情を振り回され、「今日は最悪な1日だった」と勝手に結論を出してしまう。
しかし、感情は決められる。
たとえば、朝起きたときに「今日は穏やかに過ごす」と決める。
・どんなに理不尽なことを言われても、感情的にならない。
・思い通りにならなくても、落ち着いて対処する。
・人と接するときは、感謝を持って対応する。
こう決めておけば、ちょっとしたトラブルが起きても「今日は穏やかに過ごすって決めたんだから」と、感情を切り替えやすくなる。
ポイントは、「何が起きるか」ではなく、「どういう感情でいたいか」を先に決めること。
感情を決めると流れが変わる
感情を決めて生きると、周囲の出来事に左右されなくなる。
たとえば、「今日は楽しく過ごす」と決めていると、ちょっとしたことで笑えるようになるし、人との会話も楽しめる。
逆に「今日はツイてない」と思っていると、本当に悪いことばかりが目につく。
感情を決めることで、意識の焦点が変わる。結果的に、人生の流れそのものが良い方向へと向かっていく。
感情を決める3つの習慣
感情を決めるためには、日々の習慣が重要だ。以下の3つを意識するだけで、感情をコントロールする力がついてくる。
1. 朝一番で「今日の感情」を決める
朝起きたら、まず「今日はどんな気分で過ごすか」を決める。
✔️「今日は冷静に過ごす」
✔️「今日は前向きに行動する」
✔️「今日は楽しむことを意識する」
こう決めるだけで、1日の流れが変わる。
2. 感情が乱れそうになったら「リセットスイッチ」を作る
イライラしたり、不安になったりしたとき、「これをやればリセットできる」というスイッチを持っておく。
✔️ 深呼吸をする
✔️ 5秒数えて冷静になる
✔️ 水を飲む
些細なことでもいい。感情が振り回されそうになったら、「決めた感情」に戻るためのアクションを持っておく。
3. 1日の終わりに振り返る
夜寝る前に、「今日はどんな感情で過ごせたか」を振り返る。
✔️「ちゃんと穏やかでいられたか?」
✔️「ネガティブに流されなかったか?」
✔️「もっとこうすれば良かったな」
こうして意識することで、次の日からさらに感情をコントロールしやすくなる。
最後に
「感情に振り回される」のか、「感情を決める」のか。
これは、人生の主導権を「他人や環境」に委ねるのか、「自分で握る」のかという違いでもある。
多くの人は、無意識のうちに感情を外部に支配されている。
しかし、それを「自分で選ぶ」という意識を持つだけで、驚くほど生きやすくなる。
✔️ 朝、感情を決める。
✔️ 乱れそうになったらリセットする。
✔️ 夜、振り返る。
この3つを実践すれば、あなたの人生は確実に変わる。
感情に振り回されず、感情を決める——それが、本当の意味で「自分の人生を生きる」ということだ。
たった一つの習慣が変われば、必ず変わる!