2024.12.12ブログ:Yoshiizumiの部屋
「認められたいと思うと、認められないという状況をつくってしまう」:その罠から抜け出す方法
こんにちは、吉泉 晶です。
今日は、「認められたい」という感情について、少し歯にものをきせぬ切り口でお話しします。
この感情は人間らしいものですが、
実は**「認められたい」と強く願えば願うほど、かえって認められない状況をつくり出してしまう**という矛盾をはらんでいます。
このテーマ、少し耳が痛いかもしれません。
しかし、この罠に気づき、そこから抜け出すことで、驚くほど生きやすくなるのも事実です。
今日はその理由と対策をじっくり掘り下げてみましょう。
「認められたい」と思う心が引き起こすもの
「認められたい」と願うこと自体は悪いことではありません。
誰もが自己重要感を持ちたい、他者から価値ある存在として見てもらいたいと願うものです。
ただし、それが強すぎると問題が生じます。
1. 「認められたい」が態度ににじみ出る
「認められたい」と強く願う人は、無意識のうちにその気持ちを周囲にアピールしてしまいます。
たとえば、過剰な自己アピールや「自分はこんなに頑張っている」というアピールをしてしまう。
その結果、周囲からは「必死すぎて痛々しい」と見られることがあります。
2. 期待が空回りする
認められたいという気持ちは、他人への期待を増幅させます。
「これだけやったんだから評価されるはずだ」と思い込むことで、思った通りの反応が得られなかったときに深く傷つきます。
3. 自分の価値を他者に委ねてしまう
「認められる」ことを求めすぎると、自分の価値を他者の評価に委ねることになります。
自分で自分を認める力が弱まり、他者の評価に一喜一憂する生き方になってしまうのです。
認められたいと思うほど、認められない理由
では、なぜ「認められたい」と思うほど認められない状況をつくり出してしまうのでしょうか?
1. エネルギーが外向きになりすぎる
「認められたい」と思う人は、自分のエネルギーを外に向けすぎます。
他人の目ばかりを気にして、自分自身の成長や成果に集中できなくなるのです。
その結果、実際のパフォーマンスが低下し、評価されにくくなります。
2. 自己中心的に見える
「認められたい」という気持ちが強すぎると、それが自己中心的な態度に映ることがあります。
たとえば、他人の意見を無視して自分の意見ばかり主張する、結果よりも自分が評価されることを優先する、
といった行動が生まれます。
3. 無理が生じる
認められたいという願望が強すぎると、無理をして自分を大きく見せようとすることがあります。
しかし、無理をすればするほど不自然さが周囲に伝わり、信頼を失う原因となります。
認められるために必要な心構え
逆説的ですが、認められたいと思うのをやめることが、認められるための最短ルートです。
それでは具体的に、どうすればこの罠から抜け出せるのでしょうか?
1. 自分を認める力を養う
まず、自分で自分を認める力をつけることが大切です。
「他人に認められなければ価値がない」という考え方を捨て、自分自身で自分を肯定する練習をしましょう。
- 「今日やり遂げたことは何か?」
- 「昨日より成長できた点はどこか?」
これらを振り返り、自己評価を高めることで、他者の評価に振り回されることが少なくなります。
2. 結果に集中する
他人からの評価を気にするのではなく、自分が出す結果に集中しましょう。
たとえば、仕事であれば、「誰にどう見られるか」ではなく、「どうすれば成果を最大化できるか」に意識を向けるのです。
結果がついてくれば、自然と周囲はあなたを認めざるを得なくなります。
3. 他者を認める
「認められたい」と思うなら、まずは自分が他者を認めることです。
相手を認める行動や言葉が、結果的に自分への信頼や評価につながります。
相手を褒めたり、感謝の言葉を伝えたりすることで、良い循環が生まれるのです。
4. 期待を手放す
「これだけやれば認められるだろう」という期待を手放しましょう。
他者に期待を押し付けると、裏切られたと感じることが増え、不満が募ります。
期待せずに行動することで、結果的に他者からの評価がスムーズに感じられるようになります。
認められたい気持ちはコントロールできる
「認められたい」と思うのは、人間としてごく自然な感情です。
しかし、それを無意識に放置していると、かえって認められない状況を招いてしまいます。
だからこそ、この感情をコントロールする術を身につけることが大切です。
自分を認め、結果に集中し、他者を認める。
そして、期待を手放す。そのすべてが、あなたを本当に「認められる人」へと導く鍵になります。
まとめ:認められることを目的にしない
「認められたいと思うと、認められないという状況をつくってしまう」というテーマでお話ししました。
認められることを目的にするのではなく、自分が本当に価値を提供できることに集中することが大切です。
「認められたい」という感情に囚われず、目の前のことに全力を尽くしましょう。
そうすれば、いつの間にか、あなたは多くの人から自然と認められる存在になっているはずです。
それでは、また次回、心の本質に触れるテーマでお会いしましょう。
認められたいが激しくなると、嘘が増えます。
なんかつらくなるんですね結局自分が・・・
自分で自分を認めよう!