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2024.08.27ブログ:Yoshiizumiの部屋

「見立てとは何か」

こんにちは、吉泉 晶です。今日は「見立て」について、私なりの視点で掘り下げていきたいと思います。

見立てという言葉には、一見平凡に思えるものに新しい意味や価値を見出す力が込められています。

これこそが、創造的な行為の核であり、芸術やデザイン、

ひいては私たちの生活全般において重要な役割を果たしています。

 

見立ての本質:既存のものに新しい価値を付与する

見立てとは、何かを別のものに見立てる、つまり、既存の事物に新たな意味や価値を見出す行為です。

たとえば、古代から続く日本の美意識には、自然の風景や日常の器物に見立ての技法が多く見られます。

盆栽が小さな庭や山水を象徴するように、

私たちは目の前のものを単なる物体としてではなく、その背景にある広がりや意味を読み取るのです。

 

この見立ての力は、アートやデザインだけでなく、ビジネスや日常生活においても発揮されます。

たとえば、古い工場の建物をリノベーションしてカフェやギャラリーにする行為も、一種の見立てです。

それは、過去の遺物を新しい文化の舞台として見立てることによって、その場に新たな生命を吹き込む作業です。

 

 

見立ての実践:クリエイティブな思考の基盤

見立ては、単なる感覚の遊びではありません。

それは、物事の本質を見抜き、新たな文脈に置き換える力です。

クリエイターにとって、このスキルは非常に重要です。

既存のアイデアや形式をただ踏襲するのではなく、そこに新しい視点を加えることで、オリジナリティを生み出します。

 

たとえば、デザインの分野では、見立ての技法が多く用いられています。

ある素材や形状を異なる用途に転用することで、全く新しいプロダクトを生み出すことができます。

これによって、無から有を創造するのではなく、有から有を生み出すことが可能になります。

 

 

見立てがもたらす豊かさ

見立ての力を身につけると、世界の見え方が変わります。

日常の風景が、突然新しい物語を語り始めるのです。

私たちは、単なる消費者や観察者ではなく、積極的な意味の創造者となります。

たとえば、古い建物を見て「ただの廃墟」と思うか、

「過去の物語を抱えた時間の記憶」と見るかによって、その建物の価値は全く異なってきます。

 

見立ての力を活用することで、私たちは身の回りのすべてのものに新たな価値を見出すことができます。

これにより、生活はより豊かで充実したものとなり、私たち自身もより創造的であると感じることができるのです。

 

 

 

見立てとは、物事に新しい意味を与えることであり、それは私たちの創造力を引き出す鍵です。

私はこの見立ての力をデザインやアートだけでなく、

あらゆる創造的活動において活用していくべきだと強く感じています。

見立ての力を磨くことで、私たちは日常の中に隠された無限の可能性を発見し、

それを新たな形で表現することができるのです。

 

それでは次回のブログで、またお会いしましょう。

 

 

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