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2024.07.29ブログ:Yoshiizumiの部屋

「話せばわかるは、幻想」

こんにちは、吉泉 晶です。

今回は「話せばわかるは、幻想」についてお話ししたいと思います。

私たちは、コミュニケーションが問題を解決し、理解を深める手段だと信じています。

しかし、実際には「話せばわかる」と思うこと自体が幻想であることが多いのです。

 

言葉の限界

まず理解しておきたいのは、言葉には限界があるということです。

私たちが言葉で伝えようとしていることの背後には、

感情、経験、価値観、そして無意識の偏見が含まれています。

言葉だけでは、これらすべてを正確に伝えることは難しいのです。

たとえ同じ言葉を使っても、聞き手のバックグラウンドやコンテキストによって解釈が異なります。

 

 

聞き手のバイアス

話し手がどれだけ誠実に話しても、聞き手のバイアスや先入観によってメッセージが歪められることがあります。

特に、既に対立関係にある場合や信頼関係が薄い場合、話の内容がそのまま伝わることはほとんどありません。

聞き手が自分の見たいように見、聞きたいように聞くという現実があるのです。

 

 

感情の壁

感情が高ぶっているとき、冷静な話し合いはほぼ不可能です。

怒りや悲しみ、恐れといった強い感情が絡むと、論理的な思考は後回しにされます。

話し合いが感情のぶつかり合いになってしまうと、お互いに理解し合うことはさらに難しくなります。

 

 

意図のすれ違い

コミュニケーションにおけるもう一つの問題は、意図のすれ違いです。

話し手が伝えたいことと、聞き手が受け取ることは必ずしも一致しません。

これは特に、複雑な問題や微妙なニュアンスを含む場合に顕著です。

「話せばわかる」と思っていても、実際には互いの意図がすれ違い、誤解を生むことが多いのです。

 

 

真の理解のために

では、どうすれば真の理解に近づくことができるのでしょうか。

まず必要なのは、相手の立場や感情を尊重し、耳を傾ける姿勢です。

相手の話を遮らず、先入観を捨てて聴くことが大切です。

そして、言葉だけでなく、非言語的なコミュニケーションにも注意を払いましょう。

表情や態度、声のトーンなども大きな意味を持ちます。

 

 

繰り返しと確認

理解を深めるためには、繰り返しと確認が重要です。

一度話して終わりではなく、何度も繰り返し話し合い、

互いの理解が一致しているか確認するプロセスが必要です。

お互いの意図や感情を確認し合うことで、少しずつ誤解を解消していくことができます。

 

 

 

「話せばわかる」は幻想であるという現実を受け入れた上で、

より深い理解を目指すための方法を考えることが重要です。

言葉の限界やバイアス、感情の壁を乗り越えるためには、相手に対する尊重と忍耐が不可欠です。

真のコミュニケーションは一方通行ではなく、相互理解のための絶え間ない努力と確認の連続です。

 

私たちが真に理解し合うためには、話すこと以上に聴くこと、感じること、

そして確認し合うことが大切なのです。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

 

いかまん

いかいかいかいかがでしょう。
先日のTVショーで、函館少年刑務所の訓練でイカ釣り船に乗って・・・

なかなか、そのメンバーに選ばれるのは大変らしいですが、

是非、出所しても人としてたくましく仕事にプライドもって

やって言っていただきたいですね。

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