2024.07.15ブログ:Yoshiizumiの部屋
「菜根譚に書かれた、人生の教訓」
こんにちは、吉泉 晶です。
今日は、古典の中でも特に深い洞察と知恵が詰まった
「菜根譚」についてお話ししましょう。
多くの人々が読んで感銘を受けたこの書物は、人生の教訓を教えてくれる宝庫です。
菜根譚とは?
「菜根譚」は明代の洪応明によって書かれた哲学書で、
そのタイトルからもわかるように、菜根(野菜の根)を噛みしめるような苦しい経験や困難から得られる真の知恵を描いています。
表面的な華やかさではなく、真の価値を見つけるための洞察が詰まっています。
見た目に惑わされない
まず、「菜根譚」の中で繰り返される教えの一つに、「見た目に惑わされない」というものがあります。
現代社会では、外見や一時的な成功にばかり目が行きがちです。
しかし、本当に大切なのは内面の豊かさや心の成長です。
表面だけを追い求めると、本質を見失い、やがて自分自身をも見失うことになります。
逆境を受け入れる
「菜根譚」では、逆境を受け入れることの重要性も説かれています。
人生には困難や試練がつきものです。これを避けることはできません。
しかし、逆境を通じて人は成長し、強くなります。
逆境に直面したとき、それを避けるのではなく、正面から受け入れ、それを乗り越える力を養うことが求められます。
謙虚さを持つ
もう一つ重要な教えは、謙虚さです。
成功したときこそ、謙虚さを忘れずにいることが大切です。
謙虚さを持つことで、他人からの信頼を得ることができ、自分自身も成長することができます。
謙虚さを忘れると、傲慢になり、人間関係も破綻しがちです。
自分の立場や状況にかかわらず、常に謙虚さを持つことが必要です。
人間関係の大切さ
「菜根譚」はまた、人間関係の大切さを強調しています。
人は一人では生きていけません。
周囲の人々との関係を大切にし、支え合うことで、より豊かな人生を送ることができます。
他人との関係を大切にすることで、自分自身も成長し、より大きな成功を収めることができます。
「菜根譚」に書かれた教訓は、現代に生きる私たちにとっても非常に有益です。
見た目に惑わされず、逆境を受け入れ、謙虚さを持ち、人間関係を大切にすること。
これらの教えを実践することで、より充実した人生を送ることができます。
現代社会では、表面的な成功や一時的な満足が重視されがちですが、
「菜根譚」の教えは、そんな時代にこそ必要な真の知恵です。
この古典を通じて、あなたも自分自身を見つめ直し、より深い理解と洞察を得てみてはいかがでしょうか。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。
「菜根譚」についていろいろと書物が出ておりますので
ぜひ一度は読んでみてください。
やっぱりね、時代が変わっても根底に流れるものは変わらず
そこが崩れると、乱れちゃいますね。