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2025.09.29ブログ:Yoshiizumiの部屋

感情とのつきあいかた

毎日を過ごす中で、感情は絶えず揺れ動いています。
嬉しい、悲しい、腹が立つ、虚しい、不安……
こうした感情に振り回されて疲弊してしまうこと、誰にでもあるのではないでしょうか。

感情をコントロールしようとしてもうまくいかない。
かといって放置すれば、他人との関係や自分自身の在り方に影響が出る。
だからこそ大切なのは、「感情とどうつきあうか」という視点です。

本稿では、日常生活の中で感情に呑まれず、でも無理に押し殺すこともなく、
健やかに付き合っていくための考え方をご紹介します。

感情を抑えようとしない

「怒ってはいけない」「泣いてはいけない」「落ち込んではダメだ」
そんなふうに自分の感情にフタをしてしまうと、感情はますますこじれてしまいます。

感情は、湧いてくること自体は止められません。
それを「無かったことにする」のではなく、
「ああ、今こう感じているんだな」と一歩引いて見てあげることが、心のバランスを保つ第一歩です。

感情に振り回されるのではなく、そっと隣に置く。
そんな距離感で向き合えるようになると、気持ちは自然と整理されていきます。

感情は自分の中からのメッセージ

感情は、ただの気まぐれな波ではありません。
実は、自分の価値観や願望、信念に触れたときに起こる“反応”なのです。

たとえば、誰かの言動にイライラしたなら、
それは「自分が大切にしていることを軽んじられた」というサインかもしれません。

逆に、ある出来事に心がじんわり温かくなったなら、
それは「自分が求めていた関係性や在り方」がそこにあったからでしょう。

感情は、“自分の本音”を映す鏡。
そこに気づくことができれば、感情はむしろ、自分を深く知るための手がかりになります。

感情に飲み込まれないための「間」

強い感情が湧いたとき、すぐに行動や言葉に移してしまうと、後悔することもあります。
大切なのは、感情と反応の間に“間”をつくること。

怒りを感じたときは、一度黙って水を飲む。
不安を感じたときは、今すぐ答えを出そうとせず、一晩寝かせてみる。

この「間」の力が、感情の暴走を防ぎ、冷静な判断を助けてくれます。

感情を否定するのではなく、落ち着いて受け止める時間を持つ。
それだけで、自分の反応はずいぶん穏やかに変わっていきます。

言葉にして手放す

感情は、言葉にすることで整理されます。
「なんかもやもやする」「正直ちょっと傷ついた」
そんなシンプルな表現でも、自分の中で気持ちを明確にするだけで、感情は軽くなるのです。

ノートに書き出す、独り言でつぶやく、信頼できる人に話す——
やり方は何でも構いません。
言語化することによって、自分自身の輪郭がくっきりし、感情に呑まれにくくなります。

「感情を伝えること=弱さ」ではありません。
むしろ、自分を理解し、大切にするための強さの一つです。

他人の感情を背負わない

自分の感情に向き合えるようになると、次に難しいのは「他人の感情」との距離感です。
誰かが不機嫌なとき、「自分が悪いのかも」と必要以上に背負ってしまう人は少なくありません。

しかし、他人の感情は、その人自身の内側から生まれたもの。
あなたがコントロールすることも、責任を取ることもできません。

もちろん共感や配慮は大切ですが、必要以上に巻き込まれないことも、自分を守るためには必要です。
「境界線を引くこと」は、冷たいのではなく、健全な関係性の第一歩です。

まとめ

感情とのつきあいかたは、一生続くテーマかもしれません。
完璧に扱えるようになる日は来なくても、少しずつ「向き合い方の癖」を変えていくことはできます。

感情を敵視せず、情報として捉える。
感情を否定せず、静かに受け止める。
感情に飲まれず、「間」をつくる。

こうしたちょっとした工夫が、日々のストレスや対人関係の摩擦を減らし、穏やかで安定した自分をつくっていきます。

今日も、どんな感情がやってくるかはわかりません。
でも、「どうつきあうか」は、選べるのです。

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