2020.12.07小規模多機能型居宅介護事務所 ひまわり
「口から食べれることは幸せ」
サ高住に入居されているMさんは、歩行器で移動することが可能でしたが、
朝、訪問に伺うと「足が痛い」と訴えあり、病院受診で骨折していることが判明しました。
食べることが大好きなMさんでしたが、入院中は、食事への意欲がなくなり、経管栄養を行うことになりました。
医師より胃ろうの提案がありましたが、
ご家族は、「自然な形で暮らしてもらいたい」と希望され、
なじみのスタッフがいるひまわりで泊りを利用し、食事が摂れるようになったら、サ高住に戻ることにしました。
退院したその日の夕食は3口程しか召し上がらず、不安もよぎりましたが、
3日目には、7~9割ほど召し上がれるようになり、5日目にはご自分で召し上がれるようになりました。
「何食べたい?」の声がけに、「塩辛、アワビも食べたい」と仰られ、
大好きなコーヒーを飲んだり、皆さんと一緒に、歌ったり、体操をしたりするまでに回復しました。
今は、サ高住に戻られ、他の入居者様と楽しい毎日を過ごされています。
今日もご飯を食べた後に、「みんなに振舞うから、向かいの店で何か美味しいもの買ってきて」とスタッフに頼んでいました。
Mさんが、この生活をこれからも続けていけるよう、支援していきます。