2026.02.25デイホーム ももか
「場所は変わっても」
すこ〜しずつ春の気配を感じる今日この頃。
道路のアスファルトが顔を出し、「春が来るかな〜」と浮かれ気分の職員に対し、
「まだまだ甘いよ〜! 二月だよ、油断したらダメだわ〜」と利用者様。
慎重に、でも楽しみに、春の合図を待っています。
節分が過ぎて「そういえば、もうすぐバレンタインだね」と気づき、
チョコレートパンケーキやチョコレートパフェを作って、みんなで甘いひとときを楽しみました。
最近は、初任者研修の生徒さんも実習に来られていて、とってもにぎやかな“ももか”です。

次は、ひなまつりですね🌸
ひなまつりといえば、ふと思い出す方がいます。
以前、ももかをご利用されていたN様。ぼた餅作りがとってもお上手でした。
90代のN様は、「娘のころは家を手伝ってよく作っていたからね〜」と、
時期になると慣れた手つきでぼた餅をふるまってくださいました。

認知症のあるN様ですが、日常の動作が少しずつ難しくなっても、
ぼた餅を作るそのリズミカルな手つきは、昔のままでした。
やがて月日が流れ、ご縁があって、N様はサービス付き高齢者向け住宅「こなつ」へ住まいを移されました。
歩いていた頃から車いすの生活へ、そして少しずつ忘れることも増えてきた中でも、
背筋の伸びた凛とした姿は変わらず。現在は併設のデイホーム「ひまわり」に元気に通われています。

ときどき、私たちがひまわりを訪ねてN様にお会いすると、
「元気かい?」と、あの頃と変わらぬ微笑みを返してくださいます。
「私、Nさんのぼた餅、また食べたいな。また作りましょうね」
そう声をかけると、「ああ、そうだね」と静かにうなずいてくださいます。
ご家族様から時折いただくお便りや再会は、私たち職員にとって、かけがえのない大切な宝物です。
「先生、元気かい?」「先生、愛してるよ!」
ふとした瞬間、N様からかけられた言葉を思い出し、今でも私たちの励みになっています。
場所が変わっても、形が変わっても――
N様との道は、たしかに続いているのだと、胸がいっぱいになるのです
