春を感じるものがたくさん増えてきました。

 

ももかの前に植えたチューリップの球根も芽を出しました。

 

そして話題は「今年はなんの野菜を育てるか」、そして「どこに花見にいくかなぁ」ということ。

 

 

 

今年はサ高住ももかの畑を借りて、本格的な野菜作りに挑戦予定です。

 

先日は、利用者様のお庭から立派なフキノトウをいただきました。

 

さっそく天ぷらとフキノトウ味噌を作り、利用者様と一緒にいただきました。

 

まるごとフキノトウの天ぷらは初体験でしたが、

「初物だね！」と美味しくありがたくいただきました。

 

さて、３月と言えば年度末。

 

次年度の新しい目標の設定がももかでも完了しました。

 

2022年度は「丁寧に、たいせつに」というテーマで一年間取り組みを行ってまいりました。

 

人員の変更やコロナ渦ということでぶつかった壁も多くありましたが、

今年度はそれ以上の財産も手に入れたように感じています。

 

 

 

先日、以前ももかに通っていた利用者様がご逝去されたという知らせを受けました。

 

利用開始当初はデイに来ることに抵抗もあり、

表情も硬かった利用者様が次第に自分の想いを伝えてくださり、

たいせつにしていることを職員と共有してくださるようになりました。

ある日、ご家族の方に「ここが自分の通っている場所だよ」と

自ら歩き案内して一緒に来てくださいました。

 

 

その時の表情、すべてが繋がった瞬間、

よりたいせつなものを私たちに

そしてご家族とも共有してくださったことが忘れられません。

最期までももかは叶いませんでしたが、

最期の時を迎えたその後、

「あぁ、ももかでよかった」と振り返ってくださったことが本当にうれしく思いました。

 

 

利用者様にとってのたいせつな時間、

かけがえのない日々とともにももかがあること。

 

それは当たり前のことではないと実感します。

 

ももかは４月に７年目を迎えます。

 

 

 

現在、新しい取り組みもスタートしました。

 

たいせつな軸や、ももからしさは変わりません。

 

しかし、変化する時代の中でこれまで積み重ねてきたものだけを頼りに、と甘えてばかりも

 

いられません。今後、学びの中で新たな壁にもぶつかるかもしれません。

 

たくさんの恵まれたことに感謝しながら、

来年度は様々な「あたらしい」を実感する年になりそうです。

 

そして新しい風は、今もうすでにももかで吹き始めております。

 

２月、３月もたくさんのご縁をありがとうございました！