2018.04.17ケアプランセンター リアン
高齢者住宅にお住いの方の事例
こんにちは、リアンです。
桜の便りも、近くまで来ています。
ワクワクする春をお迎えのことでしょう。
今回は、サービス付き高齢者住宅で生活された方の看取りの例を紹介します。
79歳 男性 慢性腎不全の方でした。
血液透析が必要と主治医より話しがありましたが、
透析はしたくないと希望があり、
ご家族様も本人の希望を受け入れました。
この時点で余命は半年と言われました。
デイサービスやヘルパーサービスを使いながら毎日を送っていましたが、
体のむくみ、足の床ずれがあり、次第に体の動きが悪くなりました。
主治医の指示で訪問看護師が来るようになり、
床ずれの手当てや呼吸の状態なども見てくれていました。
ある日、胸が苦しいと言われ、緊急で訪問看護師がきました。
ケアマネも立ち会います。
主治医に連絡し救急搬送となりました。
ケアマネが同行し、日ごろの生活や最近の体の状態を医師へ伝えます。
初めに搬送された病院では、心臓の働きが弱くなっていると診断され、
循環器のある病院へ再び救急搬送となりました。
循環器では今夜が峠かもしれないし、
心臓が止まりそうでも心臓マッサージをしても意味がないと診断されました。
ご家族も駆けつけ、相談しました。本人は自分の部屋に帰りたいと話されています。
なじみのものに囲まれた自分の部屋で過ごしたいと希望され、当日退院し、サービス付き高齢者住宅へ戻ります。
これから看取りの始まりです。主治医に自分の部屋へ戻ることを報告します。
夜間の痰の吸引があるかもしれないと主治医より話しがあり、
24時間対応の訪問看護ステーションに来てもらうことになりました。
ベッド上の生活になりましたが、食事は自分の部屋で召し上がり、
2時間ごとの見守りのほか、水分補給やオムツ交換、体の向きを変えることなど、サービス付き高齢者住宅の職員が行ってくれました。
死への恐怖も話されていましたが、
自分の部屋で落ち着ける環境で最期を迎えることに満足されたかのように優しい顔で旅立ちました。
自分の部屋で納棺まで執り行い、職員や親しくしていた入居者も焼香でき、家族様にも囲まれながらの最後となりました。
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