2019.09.25ケアセンター こはく
私たちの取り組み
こんにちは。ケアセンターこはくです。
今回は 私たちの取り組みの一例を紹介させていただきます。
サービス付き高齢者住宅で生活しているパーキンソン病の女性 75歳。
発症から30年くらいたちます。
行動範囲も広く、洗濯や自室内の掃除機かけはご自分で行っています。
歩行状態は病気特有の症状があり、前のめりに歩くこと、躓きやすい、歩き出すと止まりにくいなどあり、
気持ちと足の動きが合わず、転んでひざをぶつけることがあります。
後ろを振り向くとバランスを崩し転んでしまいます。頭やお尻をぶつけることが多いです。歩行器を使い始めました。
足の筋力の低下があるように感じます。
医師からも転んで骨折すると寝たきりになると言われ、ご本人の希望もあり、
サ高住職員、ヘルパーから日々の生活スタイルやリズム、習慣を聞き、
ご本人に合った支援を考え、生活の中でできる筋力向上運動を取り入れてもらうことにしました。
ヘルパーやケアマネの訪問時は転倒しないための動作の声掛けと自己トレーニングの見守り、
サ高住職員により館内の移動時の歩き方の観察や声掛け、
トレーニングをしている姿を見たら見守るなどし、互いに情報共有し、次のトレーニングにつなげています。
ご本人の
「転ばない、寝たきりにならない」「自分より困っている人のお世話をしたい」
という希望に沿いたいと思っています。
ご家族からも、母の生きたいという強い信念が、
発症から30年たった今でも歩いて自分のことを行えるんだと思います。
それに皆さんの支援があり、今後も歩いて自分のことができるようにしてほしい。
母の願いが叶ってほしいと思いますとありがたいお話もいただきました。
私たちは事業所間の連携がとれ、情報伝達が早いことを誇りに思っています。
これからも一同連携をはかり支援します。