2021.12.06ケアセンター こはく
閉じこもりにならず町内会に参加する。
サービス付き高齢者住宅こなつにお住いのN様の取り組み
脳梗塞、右上腕の骨折で治療後、入居です。
発語なくジェスチャーや紙に言葉を書き伝えることでコミュニケーションをとります。
入居当初は人見知りで表情の変化も乏しく笑顔もあまり見られませんでしたが、
他入居者や職員の関りが増えるにしたがって笑顔も増え表情が豊かになり、ジェスチャーも増えてきました。
ヘルパーとのカンファレンスで体操に参加すること、声掛けを多くすること、
他入居者との仲介をすることを決めました。
初めは皆さんの体操する姿を見るだけでしたが隣で仲の良い方が声をかけ動くと
次第に腕を上げたり足をうごかしたりするようになりました。
食事時は他入居者へ手を振る、
指をさし職員に何かを伝えようとすることが増えてきています。
入居者もかわるがわる声をかけてくれるようになり、
部屋の飾り物やあみぐるみを差し上げ交流が増えています。
デイサービスでの出来事を話す方もおり、
「これ作ってきたからあげるね」や「今日向こうで○○食べてきたよ」など教えてくれるようになり、
うなずきながら聞いていることがあります。
現在の目標としてリクライニング車椅子の卒業。
食事の際は自分でスプーンを持つ、
コップを持ち飲むことができるよう腕上げや座位時間の延長を行っていきます。
スプーンを持ち口まで運べるようになる。
入れ歯はありませんが噛むこと、口から食べる事を続けていく。
咽る状況を把握し飲み込むことの観察、噛むことをしているのかを観察し情報収集します。
食堂でみんなと同じものを食べて語らうことを支援します