2026.02.09ブログ:Yoshiizumiの部屋
闇を彷徨うということ
「無知な人間がいくら暗闇を彷徨っても、一生光は見つからない」──これは武術家にして哲学者、ブルース・リーの言葉である。
アクションスターとして知られる彼だが、その思想は極めて実践的かつ深遠で、人間の生き方に鋭い洞察を与えてくれる。
この言葉が示すのは、ただ知識が足りないという意味の”無知”ではない。
自ら知ろうとしない姿勢、学ぶことを拒否する傲慢、あるいは変化を恐れて思考を止めてしまう精神的停滞のことを指している。
つまり、光(解決策・可能性・成長)は、闇(問題・迷い・不安)を歩く過程で見つかるものではあるが、
そこに”目”がなければ、見つけようがないのだ。
無知とは選択された状態である
私たちは、知らないことを恥じる必要はない。
しかし、「知ろうとしないこと」は、時に人生の可能性を閉ざしてしまう。
情報が溢れる時代にあっても、誤った情報にすがりつく、あるいは心地よい幻想に浸ることは、自ら暗闇にとどまる選択とも言える。
学ぶとは、常に自分の未熟さを認めることから始まる。
無知は自然な出発点だが、そこに安住してしまうと、人生は進まない。
光を求めるならば、まず目を開き、歩みを止めず、自らの限界を知ろうとする意志が必要になる。
「学ぶ力」こそ最大の武器
ブルース・リーは格闘技の世界においても、特定の流派に縛られず、さまざまな技法を吸収し、自らのスタイルを創造した。
その姿勢は、「学び続ける者が最も強い」ということを体現している。
現代社会においても、それはまったく同じである。
知識、技術、人間関係──すべてにおいて、柔軟に学び、吸収し、自分のものとして活かす力が求められている。
変化が速く、正解が揺れ動く時代だからこそ、「学ぶ姿勢」そのものが安定をもたらす。
知識は単なる暗記ではなく、現実と接続された実用性を伴って初めて力となる。
だからこそ、「考える力」「問いを立てる力」「行動する力」もまた、学びの中に含まれているべき要素だ。
知を遠ざける3つの壁
光を見つけるために乗り越えるべき”壁”は、常に私たち自身の中にある。
- プライド:「今さら知らないとは言えない」「自分はもう十分知っている」という思い込みは、新しい知見を遠ざける。
- 恐れ:「知ったら変わらなければならない」「知らない方が楽だ」という心理的ブレーキが、前進を妨げる。
- 怠惰:学ぶにはエネルギーがいる。考えることをやめ、娯楽に流される時間が長くなると、思考は鈍っていく。
これらを意識的に乗り越えられるかどうかが、暗闇の中に光を見出せるか否かの分かれ道になる。
闇の中でも目を開けている者が光を見つける
暗闇を恐れるな。しかし、そこで目を閉じるな──ブルース・リーの言葉には、そんなメッセージが込められているように思う。
知ろうとする意志、学び続ける姿勢、自らの無知に気づく謙虚さ。
これらを持つ者だけが、どんな状況にあっても、確かな光を見つけ出すことができるのだ。
だからこそ、「知らない」ことよりも、「知ろうとしない」ことを恐れたい。
真の強さは、知識と共に歩む意志の中にある。
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