2026.01.14ブログ:Yoshiizumiの部屋
「段取り8割」2026
成果のカギは、始まる前に握られている
「段取り八分(はちぶ)・仕事二分」
仕事術や現場の鉄則として語られるこの言葉には、深い真理が詰まっています。
実際、準備が整っていれば、作業そのものはスムーズに進みます。
逆に、段取りが甘いと、途中で混乱し、何度もやり直しが発生してしまう。
焦りやイレギュラーに飲まれて、結果的に時間も体力も削られていきます。
つまり、仕事の8割は“始める前”に決まっている——。
これを意識できるかどうかで、日々の質が大きく変わってくるのです。
「段取り」とは、何を準備することなのか?
段取りと聞くと、チェックリストやタイムスケジュールのイメージが強いかもしれません。
もちろんそれも大事ですが、本質はもっとシンプルです。
段取りとは、「未来の混乱を減らす準備」である。
・必要なものを先に揃えておく
・起こりうる問題を想定しておく
・役割や優先順位を明確にする
・他者との連携のタイミングを計算に入れておく
こういった“事前の見通し”こそが、段取りの核心です。
段取りの上手な人は、動く前に「このあと、何が起きるか」をある程度見越しています。
段取りは“安心”をつくる
たとえば介護現場でも、「ご利用者が落ち着いて過ごせるかどうか」は、事前の準備で大きく左右されます。
おむつ交換、入浴、送迎、それぞれに必要なモノ・人・時間の組み立てができていれば、ケアそのものが穏やかに進みます。
講師として登壇する場面でも同じです。
資料の流れを押さえ、トラブル時の対処法を準備しておくだけで、話すときの安心感が格段に違います。
「準備ができている」と自分で思えることが、そのまま自信になります。
段取りとは、作業の効率化だけでなく、人の気持ちを落ち着ける道具でもあるのです。
「段取り8割」にできない理由とは?
そうは言っても、「いつもバタバタで準備に時間が取れない」という声もあるでしょう。
ですが、実は“段取りを省いた分”だけ、あとから余計な手間が増えていることが多いのです。
・準備不足で資料が足りずに中断
・目的が曖昧で会議が迷走
・頼む相手を間違えて二度手間
これらのトラブルは、事前の「5分」で防げたかもしれません。
焦って始める前に、「少し立ち止まる勇気」を持つことが、結果的に時間も労力も節約します。
小さな段取りが、信頼を生む
段取り上手な人に共通しているのは、周囲に“安心感”を与える力があることです。
仕事を一緒にするとスムーズ。
抜けやモレがない。
予測ができていて無駄がない。
そういう人とは、自然と「また一緒にやりたい」と思われます。
つまり、段取り力とは“信頼構築スキル”でもあるのです。
段取りに時間をかけることは、自分のためだけでなく、チーム全体の時間と信頼を守る行動だと言えるでしょう。
まとめ
「段取り8割」という言葉は、ただの効率化の話ではありません。
それは、未来を想像し、周囲を思いやり、自分の不安に備えるための“心の余白づくり”です。
バタバタの毎日だからこそ、最初の一歩にゆとりを。
一度立ち止まり、「この作業のゴールは何か」「何があれば迷わず進めるか」を考えるだけで、結果は大きく変わります。
動く前に整える。
この習慣が、仕事も人間関係も、そして自分自身をより豊かなものにしてくれます。

