2025.12.09ブログ:Yoshiizumiの部屋
ビバ鉄分
– 目に見えないけれど、確かに自分を支えているもの –
鉄分って、ただの栄養じゃない
「最近なんとなく疲れやすい」
「やる気が出ないし、頭もぼんやりする」
「気持ちの浮き沈みが激しい気がする」
そんな不調を感じて病院に行っても、「特に異常なし」と言われること、ありませんか?
でも実はその陰に、“鉄分不足”が隠れているケースが少なくありません。
鉄は、赤血球をつくって酸素を全身に運ぶだけでなく、
脳内の神経伝達や、自律神経の安定にも関わっている非常に重要なミネラルです。
それなのに、特に女性には慢性的な鉄不足の人が多く、本人も気づいていないことが多いのです。
疲れやすさ、イライラ、不安感、集中力の低下――
これらは、心の問題というより、「体のSOS」かもしれません。
そう思って一度、自分の中の“鉄”に目を向けてみると、意外な気づきがあるかもしれません。
「見えない支え」が人をつくる
鉄分って、目には見えません。
でも、確実に私たちの命や意欲を“底”で支えてくれている存在です。
それって、人との関係や心のあり方にも似ていませんか?
誰かの小さな気づかい、当たり前にある暮らしのリズム、
意識せずに守られている安心感――
そういう「目に見えないもの」が揺らぐとき、人は突然バランスを崩します。
つまり鉄分とは、私たちが“整う”ために必要な、見えない基盤の象徴でもあるのです。
派手さはなくても、地味でも、なくなった瞬間に大きく実感する。
「自分を支えているものは、何か?」
その問いを立てるきっかけとして、“鉄”という存在を見つめ直すことは、決して栄養の話にとどまらないのです。
不足を責めるより、補う習慣を持とう
鉄分不足に限らず、私たちは何かが足りないと「どうしてこうなんだろう」と自分を責めがちです。
でも、ただ足りていないだけなら、補えばいいだけです。
それは体にも心にも、同じことが言えます。
● 睡眠が足りていないなら、眠る。
● 栄養が不足しているなら、摂る。
● 気力が湧かないなら、環境を変えてみる。
● 優しさが枯れてきたら、人と関わる。
足りない=ダメな自分ではありません。
足りないからこそ、今の自分の声を聞くチャンスです。
鉄分を摂る習慣が自分を整えるように、
「何が今、自分に足りていないのか?」と立ち止まる習慣が、心を整えるのです。
鉄分を意識することは、「自分を雑にしない」こと
私たちは、他人には気を使うけれど、自分にはつい雑になります。
「これくらい平気でしょ」「そのうちなんとかなる」
そうやって後回しにされがちな“からだの声”に、ちゃんと耳を傾けること。
鉄分を意識するようになってから、
食べ物を選ぶ時も、生活リズムも、「私の体はどうしたい?」と問いかけるようになった人がいます。
それは、自分を雑に扱わない生き方へのシフトでもあるのです。
誰かに合わせてばかりの毎日から、
「自分にとって本当に必要なもの」を選び取る毎日へ。
鉄分というシンプルなキーワードが、実はそんな生き方の転換点になることもあります。
「ビバ鉄分!」と言える生き方を
足りないものに敏感になるのではなく、
自分を整えるもの、自分を支えるものに、もっと肯定的になっていい。
「ビバ鉄分!」
そう言いたくなるのは、鉄という栄養の大切さに気づいた時でもあり、
「自分をもっと丁寧に扱おう」と決めた瞬間でもあります。
栄養、睡眠、習慣、人間関係――
自分を整えるすべての「鉄分」を見直していくと、
そこには、「ちょっとラクになった自分」「笑顔が戻った自分」がいます。
まとめ
鉄分は、ただの栄養ではありません。
私たちの心と体、そして日々の土台をつくる、大切な“見えない力”です。
それに気づいたとき、自分の生き方にも少し変化が生まれます。
足りないことを責めるのではなく、優しく補っていく。
そんなふうに、自分を丁寧に、正直に、生きていく。
それが、「ポンコツなままで整う」生き方の第一歩になるのです。
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