2025.11.04ブログ:Yoshiizumiの部屋
結局なにがしたいかわからなくなる理由
「いろんなことに興味はあるけど、結局、自分はなにがしたいんだろう…」
気づけばそんなモヤモヤに包まれて立ち止まってしまう。
SNSや自己啓発本で「やりたいことを見つけよう」と言われても、逆に焦りばかりが募る。
この感覚、あなただけではありません。
「やりたいことがわからない」のは、意思の弱さや情熱の欠如ではなく、現代に生きる私たちが抱える“構造的な混乱”です。
今回は、その混乱の正体と、少しずつ「自分の軸」に戻っていくためのヒントをお届けします。
情報が多すぎて“憧れ”が借りものになる
かつては「好きなこと=やりたいこと」でよかった時代がありました。
でも今は、スマホを開けば他人の夢や成功が次々に流れてくる。
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海外移住した人
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フリーランスで自由に働く人
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起業して話題になっている人
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子育てしながら収入も確保している人
そんな「すごい誰か」を見ているうちに、
本当に自分がやりたいことよりも、「そうなれたらいいな」という“憧れの集合体”を追いかけてしまいます。
するとどうなるか?
どれも本気になれず、でも手放せない。
結果として、「結局、自分はなにがしたいのかわからない」という状態に陥るのです。
選択肢が多すぎると、選べなくなる
現代は「自由な時代」と言われます。
好きな仕事を選べて、働き方も選べて、ライフスタイルだって多様化している。
でも実はこの“自由”こそが、選べなさの原因でもあります。
心理学には「選択のパラドックス」という言葉があります。
選択肢が増えれば増えるほど、
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決断するのに時間がかかり
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選んだあとに後悔しやすくなる
自由すぎる世界は、迷いやすい世界でもあるのです。
昔は「目の前の選択肢」だけでよかった。
今は「無限の可能性」があるがゆえに、“決める覚悟”が育ちにくくなっているのです。
「これでいいのか」が心のブレーキになる
せっかく何かを始めても、
「本当にこれがやりたいことなのかな?」
「もっと自分に合った何かがあるんじゃないか?」
そんな考えがよぎると、気持ちが揺れてしまいます。
この状態は、自分の内側にある“承認欲求”や“理想像”とのギャップからくるものです。
たとえば──
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周りにすごい人がいる
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比べられたくない
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でも自分も評価されたい
そんな思いが無意識に働いて、「今やっていること」を心から肯定できなくなる。
つまり、やりたいことがないのではなく、やりたいことを“信じきれない”状態が続いているだけなのです。
自分の「輪郭」を持っていないと、すぐに迷う
なにがしたいかわからなくなる人の共通点は、自分の“外枠”があいまいなことです。
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どんな価値観を大切にしたいか
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どんな働き方が心地よいか
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どんな人と一緒にいたいか
これらの“自分軸”がないと、環境や人の意見に流されやすくなります。
結果として、今日言ってることと明日やってることが変わる。
周囲からも「結局どうしたいの?」と思われるようになってしまいます。
重要なのは、やりたいことを一つに絞ることではなく、“自分にとって大事なもの”をはっきりさせること。
そこさえぶれなければ、迷ってもまた戻ってこれるのです。
「行動しながら見つける」が答えになる
最後にひとつ、大切な真実をお伝えします。
やりたいことは、動いてみないとわかりません。
机の上で悩んでいても、完璧な答えは降ってこない。
動きながら、「これは違うかも」「でもこれは楽しいかも」を繰り返すことで、少しずつ輪郭が見えてくるものです。
迷っているときは、「正しい答え」より「動ける選択肢」を。
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興味があるイベントに顔を出す
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読みたい本を1冊読む
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軽く始められる副業を試してみる
そんな小さな行動が、「やりたいことが見えてくる道標」になります。
まとめ:迷うのは、生きてる証拠。
「何がしたいかわからない」という悩みは、
自分の人生をちゃんと考えている人だからこそ、ぶつかるものです。
情報が多すぎる時代、自由すぎる選択肢、評価への不安…
それらに一度立ち止まり、
「自分はどんな暮らしを心地よいと思うのか」
「何にありがとうを感じられるのか」
そうした視点を取り戻すことが、本当の“やりたいこと”への第一歩になります。
迷っていい。揺れていい。
でも、“歩きながら”でしか、見つからない道があることを忘れないでください。
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