2025.11.03ブログ:Yoshiizumiの部屋
軽蔑されるのは決断しないから
人間関係で「信頼を失う人」に共通するのは、何か失敗した人よりも、いつまでも決めない人です。
完璧を求めすぎて動けない。誰かの意見を待ちすぎて時間ばかりが過ぎていく──。
すると、周囲からこう思われ始めます。
「この人、信用できないな」「あの人には頼れない」
そして最後には、軽蔑へと変わっていくのです。
今回は、なぜ“決断できない人”が軽蔑されるのか?
そしてそこから抜け出すためのヒントを、5つの視点で掘り下げていきます。
決めない人には「責任感」が感じられない
誰かが何かを決断するとき、そこには必ず「責任」が伴います。
たとえば、リーダーがチームの方向性を示すとき。
家族の進路を一緒に考えるとき。
たとえその判断が後で間違いだったとしても、その人が「自分で選んだ」ことが、人を動かす力になるのです。
しかし、いつまでも「どうしようかな…」と決めかねている人に、責任感は感じられません。
むしろ、誰かが決めてくれるのを待っているように見えます。
すると周囲は、「この人に任せるのはやめておこう」と距離を取り始めます。
責任から逃げる姿勢は、やがて“軽蔑”へとつながってしまうのです。
決断力は「信頼」の最初の条件
「信頼される人」とは、どんな人でしょうか?
スキルのある人? 優しい人? 真面目な人?──
それも大切ですが、何よりもまず「決められる人」であることが、信頼の土台です。
ビジネスでもプライベートでも、「YES/NO」を明確に言える人は、相手から信頼されます。
一方で、「どっちでもいいよ」「決めてくれる?」が口ぐせの人は、周囲を不安にさせる存在になってしまいます。
信頼されたいなら、まずは「決める力」を持つこと。
その小さな積み重ねが、「この人に相談したい」「任せたい」という印象につながります。
完璧主義は、決断の敵
決断できない人の多くは、「正しい選択をしなければならない」と考えすぎています。
しかし、世の中に“100%の正解”は、ほとんどありません。
仕事でも、人生でも、「ベストを選ぶ」ことより「ベターを選び続ける」ことの方が大切なのです。
完璧を求めて立ち止まるより、「いまの自分にできる最善はこれ」と踏み出す勇気のほうが、
結果として人から評価され、周囲との信頼関係を築く力になります。
「間違えてもいいから、自分で決める」
その姿勢が、尊敬を生むのです。
優柔不断は、人間関係を壊す
決められない人は、無意識のうちに他人の時間を奪っています。
たとえば、
「食事どこに行く?」「なんでもいいよ」
「この仕事どうする?」「ちょっと考えてから…」
一見やさしさに見えても、それは相手に判断を押しつけていることになります。
これが続くと、「気を遣ってくれている」から「責任を取りたくない人」に印象が変わり、
やがて「一緒にいても疲れる人」になってしまいます。
人間関係は、“小さな決断の連続”で築かれるもの。
その場その場で自分の意思を伝える習慣が、信頼を深める鍵になります。
「決める習慣」は、誰でも身につけられる
決断力は、生まれつきの資質ではありません。
日々の生活で、意識して選び、決める機会を増やすことで育てていける力です。
✔ 今日の服をパッと決める
✔ メニューを迷わず選ぶ
✔ タスクに「今やる・あとでやる」を決めて動く
こうした「ささいな決断」を積み重ねることで、
大事な場面でも判断を下す力が自然と身についていきます。
まずは、「決めないことが、誰かを疲れさせているかもしれない」と自覚するところから。
自分の中にある“決める責任”を、少しずつ育てていきましょう。
まとめ
人は、失敗した誰かよりも、「決めない誰か」に失望します。
なぜなら、“自分で決める”ことは、その人の責任感や人柄そのものが表れる行為だからです。
もしあなたが、「なんとなく人から軽く見られている気がする」「頼られない」と感じているなら、
それは“決断を避けている姿勢”が原因かもしれません。
決断とは、能力ではなく覚悟。
そして覚悟は、習慣によって鍛えられるものです。
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