2025.10.31ブログ:Yoshiizumiの部屋
磨く
自分を磨くということは、削ることでもある
「磨く」という言葉には、どこか前向きで美しい響きがあります。
スキルを磨く、感性を磨く、人間性を磨く——。でも実際には、“磨く”ことは“削る”ことでもあります。
余計なものを削ぎ落とし、核心に近づくこと。
今回は、仕事や日常における「磨く」という行為について、少し深掘りしてみましょう。
磨き続けるには「現状で満足しない」こと
まず大前提として、磨くには「今に満足しない心」が必要です。
これは自己否定ではなく、“もっとよくできる余地がある”と信じる姿勢のこと。
現状に甘えたり、慣れを理由に止まってしまうと、磨きの手は止まります。
ベテランであっても、成長の余白はある。常にアップデートし続ける心が、自分を光らせ続ける磨きの原動力です。
「磨く」には“負荷”が必要不可欠
鏡も石も、布でこすって光らせるためには“摩擦”が必要です。
つまり、ある程度の負荷がないと、人も成長しません。
難しい仕事、新しい挑戦、苦手な相手とのやり取り——。
そういった“こすれるような経験”こそが、自分を磨いてくれます。
「なんだか最近、楽だな…」と思ったときこそ、少し負荷をかけてみるタイミングかもしれません。
周囲と比べるのではなく、昨日の自分と比べる
自分磨きで落とし穴になりやすいのが、他人と比べて疲弊してしまうこと。
磨く対象は「自分」なのに、気づけば「他人の光り具合」が気になってしまう。
でも、本当に大切なのは、昨日の自分よりも少しでも進んでいるかどうかです。
1ミリでもいい。“変化を自覚できる”ことが、磨きの証です。
磨くには「捨てる覚悟」も必要
何かを磨いて極めていこうとするとき、必ずぶつかるのが“取捨選択”。
あれもこれも磨こうとするほど、表面だけの器用貧乏に陥りがちです。
だからこそ、「これに集中する」と決めて、ほかを削る勇気が必要です。
断捨離や時間の使い方も含めて、“削ぎ落とす力”が磨きの質を上げてくれます。
磨ききった先に、“自分らしさ”が光る
磨くというのは、素材を活かす行為でもあります。
つまり、「何者かになろうとする」のではなく、「自分の本質をよりクリアにする」こと。
無理に誰かのようになる必要はなく、もともと持っている良さを丁寧に磨いていく。
そうすれば、自然と“その人らしい光”がにじみ出てくるのです。
それが本当の「魅力」であり、「信頼」にもつながっていきます。
まとめ:磨くことは、自分を信じて削ること
磨くとは、ただプラスを重ねる行為ではなく、「不要なものを削ぎ落とし、今ある素材を活かすこと」。
そのためには時間も根気も必要ですが、続けるほどに“本来の自分の良さ”が研ぎ澄まされていきます。
他人の目ではなく、自分の芯に問いかけながら、一歩ずつ。
今日の少しの磨きが、明日の自信につながる。そんな積み重ねを大切にしていきましょう。
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