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2025.07.24ブログ:Yoshiizumiの部屋

幸福度が高い人が「持っているもの」

仕事柄、多くの人生にふれます。
どんな人生にも喜びと苦しみがあり、誰もが「自分なりの問い」を抱えて生きています。

そんな中でも、「この人、しあわせそうだなぁ」と感じる方に共通しているものが、いくつかあります。
今回は、福祉の現場で出会った人々や、自身の人生経験のなかから見えてきた
「幸福度が高い人が持っているもの」について、お話したいと思います。

1. できごとを「編集」する力

同じできごとに出会っても、それをどう捉えるかは人それぞれです。
例えば、転んだとき、「なんで自分ばっかり」と思う人もいれば、「気をつけよう」と受け止める人もいる。

幸福度の高い人は、つらい出来事を”編集”する力を持っています。
「つらい体験だけど、これがあったから今の自分がある」
「そのときは苦しかったけど、あれで人生の方向が変わった」

そんなふうに、自分にとって意味のあるストーリーに組み替えていける。
ただポジティブになるというよりも、意味を見出す力、意味を生み出す姿勢があるんです。

2. 「たのしみ」を小さく持っている

大きな夢や目標も素敵ですが、幸福度の高い人は、小さなたのしみを日々に持っています。

・お気に入りのコーヒーカップで飲む朝の一杯
・毎週のドラマをちょっとワクワクしながら待つ時間
・帰り道に見る夕焼けに「きれいだな」とつぶやく瞬間

それは誰かに見せるものではなく、自分の中でじんわりと光るようなたのしみ。
そういう「小さなたのしみの種」を自分でまいて、育てている人は、日々の中で立ち直る力が強いと感じます。

3. 人と「対等に関わろう」とする心

幸福度の高い人は、人との関係の中でも「支配・依存」に偏らず、できるだけフラットであろうとします。

・感謝は伝えるけれど、へりくだりすぎない
・意見は言うけど、押しつけない
・頼るけれど、頼られたときは引き受ける

この「お互いさま」の感覚を、自然に持っている人は、
職場でも家庭でも周囲との関係が安定していて、結果として自分の心も落ち着いているように見えます。

対等であることは、心の安全と尊厳につながるんですね。

4. 「好き」と「変化」を同時に持っている

幸福度の高い人は、自分の「好きなこと」に正直です。
けれど、それだけに閉じこもるのではなく、変化を受け入れる柔軟さも持っています。

「私はこういう人間だから」ではなく、
「今の私はこう。でも、変わっていけるかもね」と言える。

この“ゆるやかな流動性”が、幸福度の鍵かもしれません。
「変わらない自分」にしがみつかないことで、人はもっと自由になれる。
好きなことを大事にしながら、新しい何かにも開かれている──その姿勢が、内なる充足感につながっているように思います。

まとめ:わたしは、どう在りたいか。

「幸せになるには、何を手に入れるかではなく、何を見つめて生きるか」──
それは、福祉の現場にいる私が、日々教わっていることです。

他人と比べるのではなく、「わたしは、どう在りたいか」を問い続けること。
その問いの中に、もう“幸せの種”はあるのだと思います。

誰かの役に立つとか、何かを成し遂げるとか、そんな大きなことじゃなくてもいい。
今日もご飯が美味しかった。
ちょっとだけ、ありがとうが言えた。
それで十分、幸せって育っていくのかもしれません。

日々の中に、「わたしだけのしあわせ」を見つけていく時間を、これからも大切にしていきたいですね。

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