2025.07.02ブログ:Yoshiizumiの部屋
『伝わらない職場』を変える、はじめの一歩。
現場でよくある”空気に敏感すぎる人”が抱える問題について、エネルギーとパッションを込めて書きました。
それはただの性格ではありません。職場を揺るがす、根深い“チームの課題”です。
本記事ではその問題の本質と、そこからどう抜け出すか、
さらに拙著『伝わらない職場で、どう言えばいいのか?』の実用的な解決のヒントについて、じっくり語らせてください。
「空気に敏感すぎる人」がなぜ疲れてしまうのか
あなたの周りにもいませんか? ・誰かの不機嫌にすぐ気づいてしまう人 ・上司のちょっとした口調で
「何かまずかったかな…」と気にする人 ・チームの雰囲気が悪いと、自分のせいかもと勝手に罪悪感を抱えてしまう人
そして、それが何週間も何ヶ月も続くと、どうなるか。
そうです。心が擦り減っていく。
でもこの疲れの原因、本人の”繊細さ”ではありません。 チームの構造が“気にしすぎる人”に負担を押しつけているからなんです。
見えない役割「空気の調整役」になっていませんか?
職場には、無意識のうちにこういう“役割”が生まれます。
- 感情をすぐ表に出す人
- それを受け止める人
- それを見ないふりをする人
このとき、空気を読み取り、人間関係をなだめる“調整役”にされてしまうのが、まさに「空気に敏感すぎる人」なんです。
本人は優しいからこそ、誰かのストレスを代わりに受け取って、誰にも文句を言えない。
その結果、疲れるのはいつも「気を使う側」だけ。
それが続くと――
- 休憩中も気が休まらない
- ちょっとしたLINEの文面で動悸がする
- 仕事に行くのがつらくなる
こうして、何も悪くないのに、離職に追い込まれるケースも珍しくありません。
優しさが奪われる構造を変えるには
「気にしすぎないようにしよう」 「もっとドライになりたい」
そう思っても、うまくいかないですよね。 だって、優しさは“気質”でもあるし、“強さ”でもあるから。
だから必要なのは、個人を変えることじゃなく、チーム全体で“空気のバランス”を整えること。
では、どうやって?
『伝わらない職場で、どう言えばいいのか?』
この本では、まさに上記のような“言葉にならない空気疲れ”の背景にある
- 「伝える前に整える空気」
- 「感情を受け止めすぎない仕組み」
- 「やさしさがすり減らない職場」
について、現場向けに具体的に書いています。
たとえば――
- 不機嫌な人の反応に振り回されない「距離のとり方」
- 感情を“察する”より“確認する”文化を育てる声かけ
- 「気にしすぎる人」だけが疲弊しないチーム運営
現場で本当に使えるフレーズや、ちょっとした言い換え例も盛り込んでいます。
これはテクニック本ではなく、「空気に負けない言葉の土台」を作るための実用書です。
誰かの“しんどい”が言える現場をつくる
人は誰しも、誰かに「大丈夫?」って言ってほしい時があります。
でも空気に敏感な人は、逆に「私が弱音を吐いちゃダメ」って思ってしまう。
そんな優しい人ほど、守られる側にもならなきゃいけない。
本書は、その一歩をチームで踏み出すための本です。
疲れているのは、あなたが優しすぎるからではない。 疲れるような空気が、放置されてきたから。
その空気に、言葉で風穴を開けましょう。
📘 書籍はこちらから: ▶︎ 伝わらない職場で、どう言えばいいのか?(Kindle)
自分らしく働くって、こういうこと
空気を読むな、とは言いません。 でも、空気に飲まれるな。
「気にしすぎる人」が職場のクッションではなく、 「信頼されるコミュニケーター」として働ける職場こそ、 持続可能なチームだと、私は思っています。
そのヒントを、ぜひこの1冊から受け取ってもらえたら嬉しいです。
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現場に、ことばの余白と余裕を。
