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有限会社ティー・エス

2025.06.23ブログ:Yoshiizumiの部屋

信頼が消えた職場で、“おはよう”が変えたこと。

──人間関係の原点に戻る、ちいさな習慣のちから

「職場の空気が重たい」「なんとなくギスギスしている」 そんなとき、
根本的な原因は、目に見えないところに潜んでいることが多いものです。

それは、信頼の欠如。

もっと言えば、信頼という“空気”が抜け落ちてしまった状態です。 でも信頼って、どうやって築くんでしょうか?

高尚な理念もいい。 チームビルディングの講座も役に立つ。 でも、実はもっと手前のところ。

それは「おはよう」というたった一言から、始まるのかもしれません。

「挨拶」は、職場の温度計

介護の現場に限らず、どんな職場でも“挨拶”は基本だと言われます。
けれど、その「基本」が雑に扱われている職場は案外多い。

・顔を見ても何も言わない
・すれ違っても反応がない
・挨拶をしても、目も合わない

これ、地味に心を削られます。

挨拶は、相手を“人として見る”ことの最小単位。
この一言が交わされるかどうかで、その職場が「人と人の間」でできているか、見えてしまうんですね。

空気は、いつの間にか形づくられる

空気って、誰かが作るものではなく、 みんなが“作り続けている”ものです。

その場に流れる無言のルール、許される態度、交わされる会話のトーン。

信頼のある職場では、

・聞き返しても怒られない
・わからないことを「わからない」と言える
・冗談や雑談が交わせる

という空気が、自然にできている。

それは、「心をちょっと開いても大丈夫」という経験が、繰り返されてきた証です。

「ちゃんとやってる」より「ちゃんと見てる」

ある新人スタッフが言いました。 「私、ちゃんとやってるのに、なんで注意されるんだろう…」

先輩職員が言いました。 「やってるのは見てるよ。でもね、伝わってないと“やってない”のと一緒なんだ」

そう。
信頼は、「やってること」ではなく「伝わっていること」で育ちます。
そしてそれは、日々の声かけ、リアクション、ちょっとした共感から生まれるものです。

忙しいからこそ、“一言”を惜しまない

忙しいときこそ、人は無口になる。 でも、忙しいからこそ「一言」が響くんです。

「ありがとう」「助かったよ」「気にしてたんだよ」

それだけで、チームの体温は変わる。 ギクシャクしていた関係も、少しずつほぐれていく。

魔法ではないけれど、確かな手ごたえ。 それが、“言葉のある職場”です。

まとめ:チームは、言葉でできている

誰もが完璧じゃない。 感情が揺れる日もあれば、集中できない日もある。

でも、そんな私たちを支えるのは、 「あなたがいてくれてよかった」というメッセージ。

それを、挨拶や日常の一言に込めることが、 実はいちばん“高度なマネジメント”なのかもしれません。

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「やる気がなくても、問いがあれば進める」 そんなふうに思える“問いのある世界”を、あなたにも。

ある日、新人さんに聞いてみたんです。
「この職場の“いいところ”って、何かあった?」

そしたら、ちょっと考えてから、こう返ってきました。

「…カレーの日が多いです!」

いやいや、そこ!?
でもね、そのあと、こう続いたんです。

「なんか安心するんです。“ああ、またこの味だ”って思えて。」

――ああ、これが“職場の風景”なのかもしれないなぁ、なんて。
問いかけてみて、気づかされた“しあわせの指標”。
今日もきっと、カレーがチームをつないでくれている。

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