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2025.06.19ブログ:Yoshiizumiの部屋

答えを急ぐな、問いを連れて歩け。

おい、ちょっと聞いてくれ。

「どうしたらうまくいく?」って、最近ほんとうによく聞かれる。

転職どう思う? このままでいいのかな? 何が向いてるかわかんない。 やりたいことがない。

──知らんがな。

と言いたいところをグッとこらえて、 でもほんと、そういう悩みって、 みんな“答え”を外に探しすぎてる気がするんだ。

しかも、なるべく“早く”答えがほしい。 でもね。
それってラーメンの「替え玉」じゃないんだからさ、 すぐに来たら、それってほんとに「自分のもの」なのか?って。

正解を欲しがる社会で、問う力は鈍る

小さいころから、 正解を言えばほめられた。

教室でも。 面接でも。 就活でも。

「あなたの強みは?」って、 問われる前に、答えを検索して準備する。

でも、その“準備された正解”って、 ほんとにあんたの声か?

答えよりも、 「今、何にひっかかってるのか」っていう “問い”のほうが、生きてる声なんじゃないかと思うんだ。

問いを持つって、つまり「ナビを切る」こと

問いを持つってさ、 ナビをオフにして歩くようなもんなんだよ。

目的地を設定して、道を決めて、到着して── そんな旅もあるけど、 「とりあえず歩いてみる」って旅もある。

その途中で見つける景色の方が、 ずっと自分の足で獲得したものになる。

たとえばさ、 「わたしって、ほんとうに今の仕事、向いてるのかな?」

この問いを、すぐに 「いや、向いてるに決まってる!」とか、 「やっぱり転職だ!」って答えで埋めるんじゃなくて、

問いのまま、持っていてみてほしい。

持ち歩いて、寝かせて、 ときどき裏返して、こねてみる。

するとね、 その問い自体が変化していくんだよ。

「向いてるかどうか」より、 「自分がどう在りたいか」に変わっていったりする。

その変化が、実は答えなんだよね。

猫も金魚も、答えなんて出さない

猫を見てごらん。 やりたいことだけやって、やりたくないときはしない。 それでいて、なんだか愛されてる。

金魚はどう? ずっと黙って泳いでるだけなのに、 癒されるとか言われてる。

ねえ。 彼らは「何かの役に立って」るの? 「生産性」があるの? 「成長」してるの?

そんな指標、 一切関係なく生きてる。

それでも、 「そこにいるだけで意味がある」って思えるのはなぜだろう。

問いはそこにもある。

存在そのものに、問いがある。

存在を疑わない、っていう状態そのものが、 いちばんの安心かもしれない。

答えが出ない問いこそ、持ち歩く価値がある

「これって意味あるのかな?」 「わたし、何をしたいんだろう?」 「誰と一緒にいたいんだろう?」

そんな問いに、 すぐに答えが出るわけがない。

むしろ、 答えが出ないからこそ、 持ち歩く価値がある。

問いを持ってるとき、 私たちは、ちゃんと“生きてる”。

止まってない。流されてない。

自分で立って、自分に聞いてる。

それが、どれだけ尊いことか。

『猫と金魚と、100の問い。』は、静かな対話の本

読んでも、 「こうすればうまくいくよ」なんて書いてない。

でも、代わりに100の問いがある。

ページを開くたび、 自分に問い返したくなるような、 やわらかい沈黙が広がってる。

それって、たぶん、 「自分との対話の時間」ってことだと思う。

忙しすぎる日々の中で、 自分と黙って向き合える時間って、なかなか取れない。

だから、 その“問い”を、 そっとそばに置いておくといい。

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答えを出さずに、生きてみる練習を。

まとめとか、正直いらん。

この文章を読んだあなたに、 ひとつだけ渡したいのは──

「問いは、消さずに持ってていいよ」ってこと。

答えが出ないままの状態って、 社会的には“未熟”って言われがちだけど、

ほんとはいちばん成熟に近い状態なのかもしれない。

さあ、今日も。 ひとつ問いを持って歩こうぜ。

「いま、何を感じてる?」 「誰に会いたい?」 「わたしは、本当は、どこへ行きたい?」

問いと一緒に生きるって、 ちょっと面倒で、でも自由で、 なにより、自分を大切にするってことなんだと思う。

 

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