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2025.05.26ブログ:Yoshiizumiの部屋

自分を“使い捨て”にしない働き方

「必要とされているうちは、頑張らなきゃ」 「誰かがやらなきゃ、回らないから」

そんな言葉を自分にかけながら、 今日も疲れた体にムチを打って仕事をしている人がいる。

誰よりも真面目で、誰よりも責任感があって、 誰よりも、人のことを考えている人。

でもその“誰よりも”が、いつのまにか自分を“使い捨て”にしてしまっていることがある。

頑張ることは美徳。でも、それだけじゃ危うい

頑張れる人は、すごいと思う。 粘り強さや責任感、持続する力。それは間違いなく価値ある力だ。

でも、頑張り続けることが“あたりまえ”になると、 誰も「もう無理しなくていいよ」とは言ってくれない。

むしろ、“頑張る人にどんどん頼る構造”が出来上がっていく。
気づけば、自分だけが無理をしていて、 まわりは「助かってます、ありがとう」と言うだけになっている。

そのとき、自分でストップをかけられなければ、 働くことは“自己犠牲”にすり替わる。

「いなくても回る」を、恐れなくていい

多くの人が、「自分がいないと回らない」と思っている。
それはある意味、嬉しいことでもあるけれど、 その思いが自分を追い詰めてしまうこともある。

「自分が抜けたら迷惑がかかる」 「任せられる人がいない」

そうやって、どんどん自分にタスクを重ねていく。 でも、もしも自分が倒れたらどうなるか?

どんなに頼られていても、 どんなに重要なポジションにいても、 結局は“代わりが立つ”ように世界は動いていく。

その事実を冷たく感じるか、やさしく感じるかは、自分次第だ。
「いなくても回る」ことを恐れずに、 安心して手放せる仕事の仕組みこそが、健全な働き方だと思う。

自分を差し出す働き方は、もうやめていい

「与える」「尽くす」「支える」 どれも素敵な姿勢だ。
でもそれが、“自分を削ること”とセットになっていたら、 それはもはや“良い行い”ではなく、自分に対する暴力だ。

働くというのは、もっと自分にもやさしくあっていい。
誰かに認められるためじゃなく、 自分の人生に納得するために働くという視点を持てたら、 ずいぶん景色が変わってくる。

「私は、私を使い捨てにはしない」 そう心に決めること。

それは、他人に優しくするための第一歩でもある。

まとめ

働くことが好きでも、誰かのために頑張ることが嬉しくても、 自分を消耗させてまでやる必要はない。

やさしさや責任感は、自分に対しても向けていい。

もし今、どこかで「しんどいな」と思っているなら、 それは弱さじゃなく、大切なサインだ。

私たちは、“使い捨て”ではない。 何度でも立ち止まり、立て直していい。

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