2025.05.17ブログ:Yoshiizumiの部屋
課題に気づき、向き合うということ
「できていないこと」ではなく、「気づけていないこと」
課題に気づくというのは、「できていないことを指摘されること」ではありません。
また、「足りない部分を責めること」でもありません。
本当の意味での“課題に気づく”とは、
自分自身や組織の中にある“繰り返される違和感”や“うまくいかない流れ”に目を向けることです。
人は、無意識に同じ行動を繰り返すものです。
うまくいっていないと感じていても、慣れたやり方や考え方に戻ってしまう。
その背景には、自分の課題にまだ「気づいていない」ことがあります。
なぜ気づけないのか
課題に気づくには、少しの勇気がいります。
自分の中の「思い込み」や「慣れ」を手放さなくてはならないからです。
たとえば、「昔からこうしてきた」「誰も文句を言ってない」
──そんな言葉に隠れて、本当は誰かが我慢しているかもしれません。
見ようとしなければ、見えません。 耳をふさいでしまえば、聞こえません。
だからこそ、課題に“気づけた”瞬間はチャンスなのです。
それは、自分やチームが変わるためのスタートラインです。
向き合うということは、正すことではない
課題に向き合うというのは、 「正す」「改善する」だけが目的ではありません。
それは、「自分の中にあるものを言葉にして受け止める」ということ。
誰かのせいにせず、自分自身の考え方や行動パターンに意識を向けてみる。
「自分はなぜ、こう反応したのか」「なぜ、この状況に違和感があるのか」 そんな問いを立ててみること。
課題は、隠すものではなく、育てるもの。 見つけた瞬間から、それはもう「変化の種」になります。
課題に気づける組織が、信頼をつくる
課題に気づける組織は、変化に強い組織です。
なぜなら、「うまくいっていないこと」を見て見ぬふりせず、 誰かのせいにせず、みんなで受け止めていくからです。
その姿勢こそが、信頼を生みます。
「この人たちは、ちゃんと向き合ってくれる」 「このチームなら、自分も声を出していい」 そう思える職場には、
人が集まり、力が生まれていきます。
まとめ:課題とは、誰かに渡す“責任”ではなく、自分に返ってくる“問い”
私たちの仕事もチームづくりも同じです。 何かがうまくいっていないとき、そこにある課題と、誰がどう向き合うか。
逃げずに、焦らずに、ひとつずつ取り出していく。
課題とは、「責任を押しつけるもの」ではなく、 「今の自分に問いかけてくれるもの」。

だからこそ、課題に出会えたときこそが、 チームとして成長できる最大のチャンスなのだと思います。
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