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2025.05.16ブログ:Yoshiizumiの部屋

楽しむの意味、楽ではない

楽しいって、どういうこと?

「楽しむ」と「楽をする」は、似ているようでまったく違う。
でも、言葉にするとき、人は無意識に“楽”と“楽しい”を重ねてしまう。

たとえば仕事。
「楽しく働きたい」と言ったとき、それは「楽な仕事がしたい」ではなく、
「つらいことも含めて前向きに向き合いたい」という意志がこもっているはずだ。

楽しむとは、ただ快適であることじゃない。
むしろ、少しハードだったり、うまくいかないことがあるほうが 「あとで振り返って楽しかった」と言えることが多い。

苦しいのに、なぜか楽しい

本気で向き合った仕事、責任が重かったプロジェクト、人間関係に悩んだあの時。
そのときは決して「楽」ではなかったのに、あとから「あれがあったから今がある」と言える。

そこには“意味”が宿っている。

誰かのために必死になった。逃げずにやり切った。納得するまで対話した。 その過程で、自分の中の本気に火がついた。

結果として、「やってよかった」と思えるものには、 「楽」じゃなかった時間がたくさん詰まっている。

「楽しい」が育つのは、自分が関わったぶんだけ

楽しさは、外から与えられるものではない。
どれだけ自分が関わったか、どれだけ汗をかいたか、 どれだけ真剣に悩んだかで、“楽しさ”の深度が変わる。

職場でも同じだ。 ただ言われたことをこなすだけでは、達成感も充実感も得られない。
誰かと意見をぶつけながら、現場を動かす中で、初めて芽生える面白さがある。

そしてその面白さが「楽しさ」に変わる瞬間、 人は「ここにいてもいい」と思えるようになる。

「楽しむ」とは、姿勢のこと

「楽しむ」とは、自分がそこに“どう関わるか”という姿勢の問題だ。
環境のせいにせず、与えられた場の中で何を見つけるか。
同じ仕事をしていても、受け身でいるのと、工夫してみようと思うのとでは、 楽しさの質は大きく違ってくる。

だから、楽しむことは「選ぶこと」でもある。
どうせやるなら、何か見つけたい。 少しでも前向きに関わりたい。 そんな小さな意思が、「楽しく働く」の根っこをつくる。

まとめ:楽しいことに出会うんじゃない、楽しい自分で関わる

結局、楽しむというのは「楽」なことではなくて、 自分がどう関わるか、どんなスタンスで生きているかの話だ。

楽しいことに出会えるかどうかは運かもしれない。 でも、「楽しもうとすること」は自分の意思で選べる。

楽ではないけれど、本気で関わったぶんだけ、 あとから「あれは楽しかった」と言える瞬間がやってくる。

 

楽しいを、待つんじゃなく、つくる人でありたい。

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