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2025.05.02ブログ:Yoshiizumiの部屋

『その“和”、ほんとうに和か?〜沈黙と調和を履き違えた私たちへ〜』

「和をもって貴しと為す」の現代的な誤解

聖徳太子が説いた「和」は、今でも多くの日本人に引用される有名な言葉ですが、
その本質が正しく理解されているかというと、少し疑問が残ります。

現代では“和”が「空気を読んで黙る」「意見を合わせる」ことにすり替えられがちです。

今の“和”は「沈黙の強制」になっていないか

本音を言えば空気を乱す。違う意見を言えば「協調性がない」と思われる。
そうして、会議でも現場でも、本当に大事な声がかき消されてしまうことがあります。
それは果たして、本当の「和」なのでしょうか。

本来の「和」は異なる価値観の“調和”

漢字としての「和」には、“異なるものを調整し、調和させる”という意味があります。
つまり「違っていていい」という前提があるのです。
同じ音ではなく、違う音が響き合って一つの音楽を奏でるように、違いがあるからこそ生まれる共鳴こそが「和」なのです。

会社の理念「響き合い感動を分かち合える企業へ」に重なる精神

私たちの会社の理念にある「響き合い感動を分かち合える企業へ」は、
まさにこの“本来の和”の在り方と深く重なります。
違う考え、違う背景、違う想いをもった人たちが、否定し合うのではなく“響き合って”こそ、共感と感動が生まれます。

対話こそが、ほんとうの“和”をつくる

「和」を守ることを理由に、声を出せない空気をつくるのではなく、
「和」を育てるために、対話と違いを大事にしていく。

それが、私たちが目指す“理念の実装”です。
響き合う場が増えれば増えるほど、会社はきっと「人が人としていられる場所」になると信じています。

【まとめ】“沈黙の和”から“響き合う和”へ

本来の「和」は、ただ争いを避けるための静けさではなく、違いを恐れずに調和していく力のこと。
沈黙ではなく、対話によって紡がれる関係性のことです。

私たちはこれからも、「和」の本質を見つめ直し、「響き合う」ことを大切にしていきます。
声を出す勇気、受け止める器、それが私たちの企業文化の核でありたいと願っています。

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